第17話 薬味が好き。

文字数 1,439文字

 薬味が好きです。
 なかでも、ねぎとしょうがはわたしのなかで鉄板の最強コンビ。このふたつがあれば、たいていのものはおいしく食べられると思っております。

 「マヨラー」ということばがありますが、それでいうならわたしは間違いなく「ネギラー」です。刻みねぎは冷蔵庫に常備したい。納豆も冷奴(ひややっこ)もうどんもそばも、もちろんしょうが焼きにも、ねぎをぶちこみます。これでもかというくらい。
 もうこれ、ねぎがメインじゃね? というくらいの量です。

 しょうがは、おろししょうがも刻みしょうがも大好きです。牛・豚・鶏、どのお肉でも、炒めたときの味つけはたいていしょうが焼きと同じになります。そしてかならず仕上げに大量の刻みねぎがドサッとのせられます。この場合はチューブのおろししょうがが大活躍です。チューブのおろししょうがも冷蔵庫に常備したい。

 大葉が好きです。冷やしうどんには刻みねぎと大葉と天かすをこれでもかというくらい用意して食べます。最高です。
 夏場はとくに、冷やしうどんかざるそばが主食になるので、刻みねぎと大葉と天かすの消費量が半端(はんぱ)ないです。三種の神器です。

 でも、恥ずかしながら、大葉と紫蘇(しそ)が同じものだという事実を、わりと最近まで知りませんでした。大葉も紫蘇もおいしい最高! とアホみたいなことを考えていたくらいです。そりゃおいしいはずだわ。同一人物(?)だもん。
 わたしの味覚は雑なのです。大して違いもわからないので、なんでもおいしいおいしいと食べられる、ある意味しあわせな舌の持ち主です。

 そういえば、かき氷のシロップ、あれはじつは色が違うだけでぜんぶ同じ味、という話を聞いたことがあります。
 え、マジで?
 いちごはいちごの味するやん?
 メロンはメロンの味やん?
 うそやん。
 と衝撃でした。
 知覚過敏なので、かき氷などはあまり食べることがないのですが、衝撃でした。
 これ、いちご味やで、といわれたら、ほんまや、いちごの味やん、と脳が錯覚するのでしょうか。

 薬味ではありませんが、シナモンとニッキも好きです。
 シナモンロール(キャラではなく食べるほうの)大好きだし、フレンチトーストにシナモンかかっていたらめちゃくちゃテンションあがります。
 八ツ橋も好きです。こちらはニッキですね。
 シナモンとニッキ、同じ味じゃね? と思っていたのですが、こちらはいちおうべつもののようです。べつものというか、産地が違う?
 検索してみたところ、シナモンはスリランカのセイロンでとれた日桂(ニッケイ)の樹皮を乾燥させたもの。
 ニッキは、日本産の日桂の根っこから作られたもの、とのこと。

 そうなんだ。
 わたしの味覚、ほんと、あてにならない。

 薬味ではなくハーブですが、ミントが好きです。 
 チョコミントアイス最高。
 「歯みがき粉の味がするから好きじゃない」という意見もありますが、わたしは好きです。
 気分が悪いときにミントの葉っぱの匂いを嗅ぐと、すこし楽になります。わたしだけでしょうか。
 職場に、趣味で家庭菜園をされているマダムがいて(収穫量と種類が趣味のレベルを超えていますが)、ときどきお裾分けをいただくのですが、ミントをもらえるのがうれしい。ずっと匂いを嗅いでいられます。

 あ、チョコミントアイスが食べたくなってきた。

 夏は苦手ですが(風景としての夏は好きです。暑いのがダメなだけで)、夏場はチョコミントアイスがいろいろ発売されるので、それだけはうれしいです。

 明日はチョコミントアイスを買って帰ろう。楽しみ。
 
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