7日 魔界のパーティー

文字数 400文字

 ベルゼブブは、ルシファーの傘下に入れるべき強き者を探す。ある日、化け物が住んでいると噂されている城があると知り、現地を訪れる。

 その城では、仮装パーティーが催されると情報を得た。パーティーの客に扮し、潜入を試みる。

 城のパーティーに参加。どいつが化け物なのかと探る。慣れないドレス姿と上品な立ち振舞いに苦戦する。自分には不向きな任務だと思っていた。救いは、この場にアドラメレクがいないこと。

 パーティーの和気あいあいとした雰囲気と、振る舞われた美味しそうな料理に、楽しくなってきてしまう。
 もしや、これは罠か? と警戒しつつも、ついワインに手が伸びた。

 すっかり酔ってしまう。上機嫌で本来の目的を忘れ、虫たちと暴食を楽しんでいた。ワインのおかわりを要求し、パーティーを楽しむ。

 化け物の名前は、ガエタノ。親友のジョヴァンニを元気付けるために、パーティーを開催したのだった。当のジョヴァンニは・・・。


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