21日 動き出す、始原竜アークワン
文字数 398文字
三つの魂はムダではなかった。アークワンの核《コア》の三つの穴に納まる。古代文字で書かれた「暗黒」の穴にアルイーナルの火球が入る。「速竜」の穴にデネヴの流星が入る。「火炎」の穴にはカフネの剣が入る。
しばらくすると、核が鼓動を始めた。ゆっくりと静かに動き出す。アークワンの目が光を灯す。「グオォォォ」と雄叫びをあげた。それは白の大地、黒の大地の両方に響いた。
黒の大地では、ルシファーが、白の大地では、ゼウスが、各々の思惑で動き出した。
「ルシファーちゃん。どこへ行くのぅ?」
サタンはルシファーの足を止めた。
「サタンか、ちょうどいい。お前もついてこい。退屈をしのげるぞ! 命を落とすかもしれないがな。ハッハッハ」
「へぇー。面白そうねぇ。さっきの雄叫びが関係しているのぅ?」
「そうだ。声の主は、おそらくアークワン。奴を止めなければ、この世界が滅ぶぞ!」
「殺してもいいんでしょう」
サタンは微笑んだ。
しばらくすると、核が鼓動を始めた。ゆっくりと静かに動き出す。アークワンの目が光を灯す。「グオォォォ」と雄叫びをあげた。それは白の大地、黒の大地の両方に響いた。
黒の大地では、ルシファーが、白の大地では、ゼウスが、各々の思惑で動き出した。
「ルシファーちゃん。どこへ行くのぅ?」
サタンはルシファーの足を止めた。
「サタンか、ちょうどいい。お前もついてこい。退屈をしのげるぞ! 命を落とすかもしれないがな。ハッハッハ」
「へぇー。面白そうねぇ。さっきの雄叫びが関係しているのぅ?」
「そうだ。声の主は、おそらくアークワン。奴を止めなければ、この世界が滅ぶぞ!」
「殺してもいいんでしょう」
サタンは微笑んだ。