9日 最弱のギャンブラー
文字数 399文字
気ままに世界を旅する流浪の傭兵・レグス。
無骨な面倒くさがり屋で、人当たりは冷たいが決して悪党ではない。
主な収入源は傭兵稼業だが、得た収入を好きなギャンブルで摩ってしまうため、たいてい金欠である。
そんな彼の目に入ったスタッフ募集の看板。軍資金を稼ぐため、海の家でバイトを始める。ぶっきらぼうながらも、真面目に働いていた。
あまりの忙しさに、厨房まで任されることになってしまう。途切れることのないオーダー。立ち上がる熱気。彼の戦場は、海の家にあった。
怒涛の注文ラッシュを乗り越え、眠るように腰を下ろす。疲労困憊ながらも、どこかその表情には達成感が滲み出ていた。
うーん? 海の家でバイトをするくらいの金欠なら、ギャンブルを止めたらいいのにと、私は思う。傭兵稼業の方が、稼げるハズだ。ギャンブル依存症で、止めることができないのだろうか? 働くレグスを横目に砂浜で、のんびりと休日を楽しんでいた。
無骨な面倒くさがり屋で、人当たりは冷たいが決して悪党ではない。
主な収入源は傭兵稼業だが、得た収入を好きなギャンブルで摩ってしまうため、たいてい金欠である。
そんな彼の目に入ったスタッフ募集の看板。軍資金を稼ぐため、海の家でバイトを始める。ぶっきらぼうながらも、真面目に働いていた。
あまりの忙しさに、厨房まで任されることになってしまう。途切れることのないオーダー。立ち上がる熱気。彼の戦場は、海の家にあった。
怒涛の注文ラッシュを乗り越え、眠るように腰を下ろす。疲労困憊ながらも、どこかその表情には達成感が滲み出ていた。
うーん? 海の家でバイトをするくらいの金欠なら、ギャンブルを止めたらいいのにと、私は思う。傭兵稼業の方が、稼げるハズだ。ギャンブル依存症で、止めることができないのだろうか? 働くレグスを横目に砂浜で、のんびりと休日を楽しんでいた。