17日 王子とメイド
文字数 375文字
亡国の王子と旅をしている。
私は、ヴェルトリンデ。
滅んだ王国から脱出して、主人《あるじ》を守りながらようやく宿にたどり着いた。
その街では、アイドルイベントを行っていた。ポスターが、至る所に貼っていた。
私は、宿の外で護衛をしている。主人の名前は、ローラン。いつ追手が来るか分からない。いつも外で見張っている。
そんな時だった。
クロリスという竜人から「アイドルになってみないか?」とスカウトされた。一応、話は聞いたが、私にはメイドとしての仕事がある。護衛も行わないといけない。即答は避けた。
「いい返事をもらえると期待しているよ」
クロリスは、そう言い残して帰っていった。
(ひょっとしたら、軍資金の一部になるのではないか?)
そのためステージに上がったが、観客の声援を受けスポットライトを浴びると、アイドル活動も満更ではないと思える自分がいた。
私は、ヴェルトリンデ。
滅んだ王国から脱出して、主人《あるじ》を守りながらようやく宿にたどり着いた。
その街では、アイドルイベントを行っていた。ポスターが、至る所に貼っていた。
私は、宿の外で護衛をしている。主人の名前は、ローラン。いつ追手が来るか分からない。いつも外で見張っている。
そんな時だった。
クロリスという竜人から「アイドルになってみないか?」とスカウトされた。一応、話は聞いたが、私にはメイドとしての仕事がある。護衛も行わないといけない。即答は避けた。
「いい返事をもらえると期待しているよ」
クロリスは、そう言い残して帰っていった。
(ひょっとしたら、軍資金の一部になるのではないか?)
そのためステージに上がったが、観客の声援を受けスポットライトを浴びると、アイドル活動も満更ではないと思える自分がいた。