評価について考える(と、見せかけて)

文字数 865文字

 新しいことを学ぶのは好きなのですが、いつも課題には難儀します。テスト大嫌い……自分の駄目さ加減を数値にされるあの惨めさ! 学校を卒業できて何が嬉しかったって、金輪際試験をしなくてもよくなったことでした。でも社会人になると、別の評価をされる訳ですが。

 仕事に関する評価って、本来適性の有る職務に割り当てるためになされるものですよね。優れている・劣っている、という判断ではなくて、どの分野が得意かという指標を提示するためのものであるはずでは?

 私見ですが、皆なにがしかの方面には才能が有るんです。飛び抜けて成果を出せなくても、糊口をしのぐくらいの生産性は有ると思うんです。地道に、自分に合った仕事(家庭内外を含めます。家事・育児・介護は特別重要なミッション)をしていれば生きていけると思う。思いたい。そういう社会でいてほしい。

 ただ、やりたいことと、適性が違うこともある。職業に貴賤無し、と言えど、人気の有る職業、社会的なステイタスの高い職業、大企業、良いお給料、羨ましいですよね……自分の書いたものを読んでもらって、お気に入りを沢山してもらったら、嬉しいですよね……(そこか)

 ふと自分は、何でかくことが好きなんだろうかと考える。

 一つには、かくことで自分が元気になれるから。デトックス。

 二つには、誰か共感してくれないかな〜同じこと考えている人いないかしら。という期待。でも全ての人を感動させるということは、文芸の性質上無理ですよね? 皆がみんな、同じような感性の持ち主だったら、この世の中楽しくない。

 三つめは……何か残したい、ということでしょうか。歴史のなかで全く顧みられなかった人々の痕跡を残したい、私が存在した証を残したい。

 紙面上じゃなくても、オンライン上のどこかで、誰かの記憶の片隅に、「私を覚えていて!」と叫ぶ訳です。もはや評価うんぬんではないですよね……その前に、やるべきことがありました。

 読んで下さった皆さん、有り難うございます! この数分の間でも、どなたかが私の物語について思ってくれたら、奇跡的です。

 

 
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み