オーストラリアン・コーヒーの話

文字数 620文字

 私は“甘い“コーヒーが好物です(つまりコーヒー豆や淹れ方にこだわりが有る訳ではありません)。疲れてくると無性に飲みたくなるのですが、カフェインの効果はほとんどありません。朝食・おやつ・デザート代わりに一日何杯も飲んでしまいます。

 『ダウン・アンダーの異邦人』でも触れているように、オーストラリア人にとって地元のカフェはとても大切な場所で、コーヒー一杯の意味は重要です。仕事前に買いに行き、カフェでミーティングをし、アフタヌーン・ティーに一服し、友人とお喋りをします。*現在の状況下、大分自粛しています

 ミルクをスチームして淹れるカプチーノやラテ、エスプレッソが主流で、日本でよく飲まれる(飲まれていた? 十五年前)アメリカン・コーヒーはあまり人気がありません。と、いうか、アメリカン・コーヒーというものがありません(コモンウェルスですしね……)。ロング・ブラックが最も近いと思うのですが、日本食大好きのオーストラリア人も、日本のコーヒーだけは戴けないらしい。(やはりコーヒー好きの台湾人も、この点大いに疑問であるようです。いや、それはさ……)

 なんと言っても、オーストラリア産のミルクと蜂蜜を使ったコーヒーは、個人的に絶品です。留学初期はあまりにも濃い牛乳に驚いたのですが、今はこの新鮮な濃厚さがたまりません。オーストラリアン・コーヒーと呼ぶなら、やはりこのミルクが欠かせないのだろうなあ、と思います。豆乳で淹れても美味しいですけれどね〜
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