第３５話：島村夫妻のヤフー株を買いと９．１１米国同時多発テロ

　その後、月に１．２回、日曜礼拝に、ステファニーと悦郎、和也が参加するようになり、たまにステファニーが、信者さんに、その自慢の料理をふるまった。また、毎週日曜ミサの後に英会話教室を1時間行い、好評だった。２００１年４月にネット証券にステファニーが口座を開いて、４００万円を入金した。

　そして２００１年９月４日、８時半、Ｎ証券の道下さんから電話で今、ヤフー１８２万円の気配値が出ているので買いと言ったので了解と言い島村の分としてヤフー株６株、ステファニーの分として２株を成り行き買いを指示し９時過ぎに買えた。その結果、ステファニーが２株、悦郎が６株ヤフー株を購入できた。

　その一週間後、２００１年９月１１日、朝８時４６分「日本時間２１時４６分」、アメリカン航空１１便がワールトレードセンター・ノースタワーに激突し、炎上・爆発しました。世界中の報道機関が集まるニューヨークでは、瞬く間に世界中にニュース速報が流され、ヨーロッパやその他の国々でも緊急報道特番が放送された。

　ＮＨＫでは「ニュース１０」の放送直前にテロの速報が外電が流された。急遽、放送内容を切り替え、ニューヨークからの映像を放送しました。この時は、事件か事故かの確認中でしたが、そのわずか３分後、２機目となるユナイテッド航空１７５便が世界貿易センター南棟に激突、炎上・爆発した。この激突で日本でも初めて「テロの可能性」という情報が入った。

　この映像は全世界にリアルタイムで中継されたため多くの人が衝撃を受けた。さらに午前１０時頃「日本時間２３時頃」、アメリカン航空７７便が国防総省に墜落というニュースが入った。また、立て続けに同時刻に、ユナイテッド航空９３便が、ペンシルバニア州ピッツバーグに墜落したとの情報が報じらた。

　同時多発的に起こった事件のため米国のテレビ局を含め世界中のテレビ関係、報道関係者の多く人達が混乱に陥った。４番目に起きたユナイテッド航空９３便のテロにおいては、前の３機のテロのニュースが、乗客の携帯電話や機内電話を通じてテロ組織の情報が入り、本来は、ホワイトハウスをターゲットとしていた事がわかった。

　乗客らが機体を奪い返そうとハイジャック犯と争ったため途中で墜落したとされている。この事件では、日本人１人を含む乗員乗客４４人「ハイジャック犯を含む」が犠牲となった。
「攻撃だと誰もが確信したニュース番組の生中継が、まさにその瞬間を捉えた」
「日本でも、その光景が流され、まるで映画を見ている様な不思議な気分になった」

「ユナイテッド航空１７５便は搭載していたジェット燃料に火がつき、爆発・炎上」
「炎は２つのビルに燃え広がった」
「ビルに閉じ込められた人たちは窓から様子を探った」
「煙と炎が迫ったが、階段は破壊されていた」
「この映像は全世界にリアルタイムで中継されたため多くの人が衝撃を受けた」
　
「この映像を見ていた島村夫妻は、信じられないという感じだった」
「そして、テレビの報道番組を食い入るように何も言わず、眺めていた」
「これでアメリカの世界支配も終わったかもしれないと思う程、衝撃的な映像だった」
「その後、９時３８分、アメリカン航空７７便が国防総省『ペンタゴン』に激突」

「一方、ペンタゴンに激突したアメリカン航空７７便の自爆テロは、損傷跡の高さと機体の高さが合わないことなど、不自然な事が多かった」
「その他、翼に当たる部分の損傷跡がない機体の残骸があまりにも少ないといった事からテロそのものに疑惑が生まれた」

「また、世界貿易センターの自爆テロにおいても、ビルの倒壊時に機体が激突した階とは、全く異なる階において爆弾が爆発される音を聞いたという証言がテレビなどで多く報道された」
「そのためテロ自体に陰謀があったとする陰謀説が出版物やテレビなどで数多く報道され、解明されないまま、現在に至っている」