第43話:「星商会」の着実な業績

文字数 1,610文字

 2010年、お盆が終わり城山太蔵会長が、峯崎和也にキーエンスの下値を買えと指令。その後、会社のインターネット証券口座を使い2010年8月27日17370円の気配値が出ていたので成り行きで会社の口座から成り行きで1万株で17370万円で買い自分の口座でも千株1737万円を購入。2010年10月には、キーエンスの株価が2万円を超えた。

 2010年12月27日、「星商会」スタッフ全員6人で忘年会を開いた。「星商会」では、昼食は、城山と茂山に出してもらい、納涼会、忘年会、新年会も全て無料。その他、投資の有用な情報を城山太蔵会長と茂山健太社長が、和也に教えてくれた。その注目銘柄は、ワークマン、リロHD、ニトリ、モノタロ、シスメックス、CTS、兼松エレクトロニクスなどだった。

 その席で、来年も積極的に、日本株投資で「星商会」の利益を積み上げていこうと城山太蔵会長が発表した。茂山健太社長がJACリクルートと言う人材派遣会社の上場の情報をつかんだと話していた。峯崎和也は、年末年始を沼津に実家で過ごして、地元のお宮さんに行き、今年の商売繁盛を願ってきた。

 その後、2011年が明け、1月4日、営業会議が開かれ、10時に終了して、2011年が動き出した。その後1月4日、「星商会」でスタッフ6人で新年の挨拶をして、今年の仕事について打ち合わせると城山太蔵会長が、キーエンスを株価を注視してくれと峯崎和也依頼した。峯崎和也の両親の峯崎悦郎がステファニーは、修善寺温泉に行って、温泉を楽しんでいた。

 その後、2011年3月11日14時26分過ぎに発生した東日本大震災という大規模な地震災害が起きた。それと同時に発生した大津波と火災によって、膨大な死傷者が発生。宮城県、福島県、岩手県の沿岸部の建物は全てが瓦礫となった。日本の街の一部を津波が破壊し尽くす様子と、福島原発におけるメルトダウン発生の報道は、世界中に大きな衝撃を与えた。

 峯崎和也は、実家の両親の峯崎悦郎がステファニーに大丈夫かと電話した。それに対して静岡でも大きな揺れで、修善寺でも震度4の大きな揺れでだったが、大きな被害はなかったと答えた。これで安心したが、「星商会」の事務所では、パソコンのモニターが倒れた位で、パソコンの縦長の机を壁に固定していたので大きな被害にはならずに済んだ。

 電気、ガス、水道も、しばらくして復旧した。その後も毎週日曜日の勉強会も盛況でターゲットにした銘柄も、おおむね順調に株価を上げていて生徒さんも利益を上げ、好評だった。東京電力、福島第一原子力発電所のメルトダウンと汚染水、汚染地域の指定などで、そこに住む住民の移動が行われた。

 東京湾に面した埋め立て地の液状化で多くの建物が被害を受けたが、横浜につくられた、みなとみらいの21地区では、あらかじめ液状化を予想し、強固な地盤工事をしていたため全くと言うって良い程、液状化現象は、起こらなかった。その後、日本中の電子力発電所の休止による電力不足対策として計画停電が、首都圏べ地域を分けて輪番制で、順番に行われた。
 
 やがて、秋が過ぎ寒くなり2012年を迎えた。1月4日、新年のあいさつをして、城山太蔵会長が今年も着実に利益を積み上げていこうと発言し9時には仕事を開始。冬が過ぎ、3月を迎えた頃、キーエンスは、22000円台となり2012年3月15日に1.1分割した。この会社の強みは何といっても収益力の高さだ。給料も高くし優秀な人材を集めることができた。

 さらに成長し規模を拡大し、和也の年収は、600万円もらい質素な生活を続けて金をためていた。会社の利益のほとんどが城山太蔵会長と茂山健太社長の投資の稼ぎの分け前を分配し他の4人の給料とした。女性たちは月20万円で年収240万円、ボーナスが20万円2回で年収280万円だった。それでもスリリングな投資を楽しむように会社のために働いた。
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