第44話:社内旅行で照子さんと仲良くなる

文字数 1,692文字

 この年、初めて夏季、社員旅行が企画され8月17日の3日間、北海道への社員旅行が企画された。8月17日、羽田空港10時発の飛行機で12時過ぎに千歳空港へ到着。昼食後、9人乗りハイエースを借り美瑛へ。美瑛の数か所の美しい丘で止まり散策し多くの写真を撮った。その後、南下して広大な富良野ラベンダー畑を散歩し近くのカフェでお茶をして歓談した。

 帰りは運転手を交代して札幌へ17時頃ついてホテルにチェックイン。その後、すすき野のジンギスカンの店で生ビールを飲んで、うまいつまみを食べながら歓談。そして、独身の城山太蔵会長と茂山健太社長も含め若い男女3カップル6人は、別れ、繁華街に消えていった。その時、元気のよい立川照子が、峯崎和也を誘い腕を組んでビールを飲み直そうと言った。

 そして高級ホテルの屋上ビアガーデンへ向かった。
「彼女は、夏の装いで薄い上着から見える豊かなバストが動くたびに揺れた」
「つまみと生ビールを飲み続けると、いつの間にか、立川照子が、良い女に見えてきた」
「峯崎和也の方が先に酔って、それから先は、照子さんに完全に主導権を握られてた」

「酔いも手伝い記憶が薄れ、ぼーっと、言われるまま、彼女の体に、おぼれ気が付くと、ホテルの部屋で寝ていた」
「和也の目が覚めると照子さんが、あんた、若くて元気ねと笑った」
「汗臭いから、もう一度シャワーを浴びてきて、帰りましょうと言われた」

「そのホテルを後にして社員旅行で止まっているホテルに帰った」
 時刻は、深夜1時すぎていた。全員がシングルの部屋だったので照子さんに小さな声で、お休みと言い部屋に入って眠りに落ちた。翌朝、城山太蔵会長が、今日、みんな、飲みすぎたようだからレンタカーを取りに来てもらう。

 今晩、このホテルに、もう1泊して、明日10時、出発なので遅れるなと言い、自由行動にすると言った。すると、もう、既に城山太蔵会長が山鹿慶子、茂山健太社長が菅谷夏美、峯崎和也が立川照子とペアになって、それぞれ城山太蔵会長が山鹿慶子が小樽へ、茂山健太社長が菅谷夏美さんが、支笏湖へ出かけて行った。

 そして峯崎和也が、立川照子にどこに言うと聞くと、札幌の藻岩山に登って、丸山公園、北海道大学を散策しましょうと言ったので、任せたと言うとタクシーで、円山公園へ行き、北海道神宮を参拝した。次に、藻岩山ロープウェイの入り口へ行き、ロープウェイで山頂へ行き、その周辺を1時間くらい散策した。風が吹き抜けると実に爽やかで気持ちよかった。

 その後、ロープウェイで降りて、近くの食堂に入って、名物のスープカレーをたべた。香辛料がきいてスパイシーで、実にうまかった。その後、タクシーで地下鉄の駅に行き、札幌駅で降りて北方面の出口を出て、数分行くと北海道大学の正門について校内に入った。そこは、緑の草原の多くの木が植わっている、

 自然そのものと言う趣を残した素敵なキャンパスだった。少し歩く、とクラーク会館の建物があり中に入った。そこは学生食堂や売店が多く、大きな講堂もあった。クラーク博士の胸像も展示してあった。しばらく歩くと北海道大学総合博物館と言う立派な博物館があった。入場券売り場を探しと見まわしてもない。近くの北大の学生さんが無料ですと言った。

 こんな、立派な施設が無料とは驚いたが、中に入り一番驚いたのがマンモス象の大きな剥製が飾ってあった。その迫力に圧倒された。多くの恐竜の骨の標本が展示されヒグマ、白クマ、鹿なども展示されていて、じっくり見学した。館内に喫茶店がありアイスクリームと珈琲をいただいた。すると秋の紅葉、冬の雪の季節、見学に来たいねと彼女が嬉しそうに笑顔で語った。

 その笑顔をじっくり眺めていると思ったより綺麗な子じゃないかと感じ始めた。何よ、そんなに眺めないでよと言い、顔を赤らめた。そこには、最初会った時のたくましさは消え、女らしさが感じられた。

 そのナイスバディーとともに、惚れ直した。
「そして、あんまりきれいだからと、言うと、彼女が、和也の頭と軽く殴った」
「あんた、この暑さで、気がふれたんじゃないと、いつもの照子さんに戻った」
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