第1話 プリーズテイクミーザタオル 2021/2/9

文字数 705文字




去年フィットネスジムでお風呂に入る前にタオルを借り忘れたことに気付いた。

が、もうすでに全裸監督と化していた私はまた服を着るのが面倒で、近くにいたお爺さんに「すみません、帰る時にフロント前からタオル持ってきてくれませんか?」と尋ねた。(めちゃくちゃ申し訳なさそうに)するとそのお爺さんは「は?お、お、お、オレに言ってんのか?」という態度を取り、とてもビックリしていた。


恐らく、会社の偉い人で誰かにお願いや指令を受けることがまずなかったのであろう。トラブルを避けるため「あっ、やっぱりいいです、自分で行きます」と断ったところ、「まあ、いいや。しょーがないな。まったく」という風にしぶしぶタオルを持ってきてくれたことがある。


それ以来、そのお爺さんとはたまにお話をした。挨拶をしたら「おお、この前のタオル君か」と嬉しそうだった。悪い人ではなかった。しかし、昔からの男社会で生きてきた「偉そうさ」はたまに自然と顔を出すのであろう。


今話題の森会長の件もそれが自然と出てしまったのかもしれない。その年代の人達が徐々にいなくなり、私たちの心掛け次第でその問題は自然と解決していくはずなので、私はそこまで問題だとは思わない。


しかし、オリンピックの選手や関係者(どうしてもオリンピックを開催したい人)にとっては本当に迷惑なお話なので、会長は誰かに譲り、別ポジで力を発揮してほしい。


…………、ところでボクは何から目線で話してるの?この発言は、若尊老卑では?そもそも、なんで女性だけあんな髪伸ばしても面接受かるの?主夫まだまだ少なくない?など色々な女尊男卑問題に派生していきそうで、なんやねんこいつと思われそうなので、ここいらで寝よ。
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