第12話 日本人の聖書

文字数 547文字




2021/04/02

先日、お風呂にて洗面中のこと。友人に「最近くまのプーさんの本を読んでいる」と話した。すると、友人は「は?」とまるで頭のおかしい奴とばかりに返答をした。おっと、これは釈明をせねば、友人との仲がこじれると判断し、「英語の勉強でね!」と伝えたところ、非常に安心したように「ふーん」と頭を洗う作業に戻った。

あれから、1週間経つが、やはり未だに思ってしまう。大人がプーさんを読んでも良いではないか。今、読んでいる人も日本の大人で8名は必ずいる。そもそも、その話をし始めたのも、友人の身体を洗う様があまりにもプーさんに似ていたからだし。そもそもやはりプーさんの話は非常に良くできていて面白く、キリスト教に聖書があるように、イスラム教の聖典「コーラン」があるように我が無宗教の日本人こそ、この「プーさん」を読むべきバイブルなのではないだろうか。


と、次回その友人に会う時に抗議を伝える決意をここに固めようとい思ったが、プーさんの「物事をすぐに忘れてついついハチミツを食べてしまう」というポリシーに従い、そんなことは忘れ、またサウナとお風呂を楽しむという行為を楽しみにしつつ、また会える日を熱望して待とう。


この関係はまるで、プーさんとクリストファーロビンとのそれに、、、、、似ても似つかない。
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