第59話 カスケイダー Na Na Na Hey Hey Goodbye!

文字数 7,692文字



二〇二五年六月十四日 土曜日 朝四時

 エイジャックス・ブレイクは自身を含め、十二人名の精鋭部隊を招集した。
 マドックス隊はアイアン地区の二十三丁目に横長に陣を敷くと、一斉射撃を開始した。刻々とフラットアイアン・エリアを固めるNYPD帝国軍の層が厚くなっていく。エリア境界線に向けて、南の部隊が集結してきたのである。やがて、ハティによる鳩ビューイングによる調査で、ポールが言った通り、ユニオンの南に完全な空白ができつつあることが判明した。
「今なら空いてるわ、急いでッ!」
 ハティは地下のエイジャックスに通信した。ミッドダウン以南の全バリケードを守っているのはNYPD帝国軍だけとはいえ、その数は多く、侮ることはできない。その一方で、ハティとマックは中央突破を目指して、フラットアイアンビルで敵スナイパー、ミラージュと対峙する。
「了解」

 エイジャックスを先頭に、少数部隊を引き連れ、狭くて危険な地下道、マディソン・テレポートを通り抜けた。幸い、白いワニには出くわさなかったが、確かに大部隊は移動できないルートだった。大変なのはこれからだ。地下鉄からワシントンスクエア公園直下の第二シェルターにたどり着くと、中には試作バイクが十数台残されていた。無事バイクを起動して、秘密ゲートから地上へ出る。
 十二台のマシンは、ユニオンの警備の空白地帯に出た。外へ出て、実際に目撃するユニオン南は、ポールの言った通り警戒態勢が薄かった。まばらなバリケードを一つずつ突破して駆け抜ける。あたかも、ハティが先へ進んだように見せたい。
 マンハッタンの外周を走るハイウェイや、サイクリングロードはすべて戦車隊によって占領され、そこを戦場とすることはできない。戦車隊が囲む沿岸道路では、戦車は手を出してこないが、こちらを監視している。それ以外のエリアは自在に走り回ることができ、エイジャックスのゲリラ隊はNYPD帝国軍を挑発しつつ、かく乱した。
 数十台のパトカー、白バイがサイレンを鳴らして追跡してきた。この先、車が列をなしてバリケードを貼っていた。エイジャックスのロードスター部隊は、放置車両のバリケードにミサイルを撃ち、五台の車を爆発炎上させた。車体の残骸を、モトクロスジャンプで次々乗り越える。
 エレクトラ社製の戦闘バイク部隊を前に、バリケードはほとんど無力だった。エイジャックス部隊は車線を変え、ブロックごとに道を曲がって走った。追跡車はおよそ八十台に膨れ上がった。追手のサイレンが増えていく。
 NYPD帝国軍はハンター署長から、「絶対に持ち場を離れるな、そこなら勝てる」と厳命されていた。だが彼らは警官の性なのか、突如現れた敵を追いかけていった。

     *

 アイアンビルの背後に敷かれた陣地で、司令塔のハンターは警察無線にかじりついて、ユニオン・エリアの警備隊に叱責していた。だが――
「何、先頭を走っているのはエイジャックスだと?」
 しばらく考えてから、
「よし了解、十四番地に陣を敷け。ユニオンスクエアとグリニッジ・ビレッジの境で挟み撃ちにしろ!」
 ハンター本部長は現場部隊に命じた。
「エリア境界線に強大な陣を作り、迎え撃つぞ!」
 グリニッジ・ビレッジのNYPD帝国軍は、十四番地のユニオンスクエアに集まった。そこにユニオンの部隊で挟み撃ちにしようと、ハンター署長は考えたのである。エイジャックスを逮捕できれば、敵側サイドのNYPD警官隊の動きを止めることができる。
「必ず捕まえろ!」

     *

 目の前に次々と出現する手薄な駐車バリケードを、エイジャックス隊はミサイル攻撃して突き進んだ。障害物を縫うようにして、戦闘バイクは駆け抜けた。階段・空中公園を駆使し、エイジャックス隊はエリア内を数百台のパトカーや白バイを引き付けて走った。すでに、チェルシー/ユニオン/グラマシーエリア全体の敵包囲網は崩れ去っていた。
 ユニオンの茶色い古い町並みが続く街中を、エイジャクス隊が大量のパトカーに追われながらひた走る。NYPD帝国軍車両が押し寄せる中、爆音をがなり立て、バイクのライトが闇を切り裂き、街を照らす。いつの間にか、追手のパトカーは数百台に膨れ上がっていった。
「ちょっと後ろの車間距離が近いようです!」
 副隊長が後方をチラ見していった。
「ヨシ……お次はコイツを試すか!」
 エイジャックス隊のマシンは、煙幕を張ると、角を次々曲がって追手を煙に巻いた。
「デェムッ(クソ)、逃げられた!」
 しかし、行く先々に新手の帝国部隊が待ち受けていた。エイジャックス達は、空中庭園ハイ・ラインを走り、階段をバイクで駆け降りる。北を封じられ、南へ逃げようにもグリニッジ・ビレッジには包囲網が待ち構えていた。

     *

 五時二十七分、日が昇ってきた。雲間が晴れ、フラットアイアンビルに噴き上げる風は、西から東へと変わっていた。
 マックは左足の脇に被弾し、グラリと崩れそうになったが踏ん張った。ハティは光十字のPMFで治療を行う。マックはまだ戦うと主張し、乙女の鳩の情報と自分の勘を信じて、撃ち続けた。依然、ミラージュは倒れなかった。
「撃つと即座に反撃される……」
 マックは移動も困難になりながら、射撃を続けた。マックは痛みをこらえて走りながら避け、転がりながら撃ち返した。弾倉を切り替えるながら、マックは精神を集中する。

     *

「こいつはチェイスじゃない、NYPDレジスタンスと、NYPD帝国軍の合同捜査本部の大パレードだ!」
 エイジャックスは走りながら快哉を叫んだ。
「うまくいったな」
 エイジャックスはマドックス将軍から連絡を受けた。
「あんな台数を引き連れて、派手なカークラッシュも起さず、よく走れたものだ」
 マドックス将軍は、エイジャックスのバイク走行技術を高く評価した。
「ド派手な見立てでなきゃ帝国財団軍を欺けない。そこはNYPDの団結力さ!」
 大量のバイクとパトカーに追われつつ、南下するエイジャックス隊を、ハンター本部長はエリア境界で挟撃――とはならなかった。エイジャックスは逃走劇を演じながら、追ってくる敵部隊と待ち受ける敵部隊を丸呑みにし、いつの間にかアウローラ革命軍は総勢約八千の大軍となっていたのである。
「そ……そんなバカなことが」
 ハンターは唖然として見つめている。へなへなと椅子に力なく崩れ落ちる。挟み撃ちするはずが、NYPD全体に裏切られた!

ポールの真相

「これを使ってください」
 作戦実行の一時間前、ポール・ブランカは、スーに特殊な警察無線を指定した。
「それは?」
 エイジャックスが尋ねる。
「まだ思い出さないんですか? あんたが構築した通信です」
 アウローラ軍同士の暗号通信よりもさらに特殊な秘密回線で、ハンター署長ら司令塔以外の、現場にいるNYPDの警官たちだけに連絡できる警察無線だった。エイジャックスは前の世界線で、それを「クーデター」のために普及させたのだが、未遂に終わった。だがこの秘密回線は、ポールによれば依然として生きている。
「実はMH側のNYPDでも、MHやギャラガー市長やこの内戦に対して、不満が高まってるんです。現場の人間は特に」
 ハティも賛同した。
「お願いします」
 ハティはシティ戦でNYPD帝国軍に砲撃して勝利に納めた直後……エイジャックスに、できるだけNYPDの同士討ちを避けるように頼んでいた。
「NYPDの心中の葛藤、それはハティ自身もそうだ」
 と、エイジャックスは感じていた。ハンター本部長に感づかれないように、現場だけで共有する。寝返りを勧め、仲間同士で団結させるのだ。かくしてエイジャックス・ブレイクはカスケイダー作戦開始と同時に、スーが再構築した秘密回線を使って呼びかけた。
「傑作な話があるぞ、実はな……」
 無精ひげの刑事は、警察バッヂを放り投げた際のハンター署長との会話をすべて記録していた。「悪い奴との会話は録音・録画しとけ」それが、エイジャックスの持論だ。

    *

「大規模誘拐はどうなんです、どうして捜査を止める? 市民が危機に瀕しているってときに――我々は」
 エイジャックスはハンターに尋ねる。
「そんな根も葉もない噂なんて放っておきゃいい。主張してんのは、ドーセ何も分からん愚かな連中だ!」
 ハンターは吐き捨てるように答えた。
「連中って、いったい誰の事だ?」
「……だから大多数の人間さ」
「あんた知ってたんだな。誘拐された人々、行方不明者たちがどこへ消えたかを。だったら捜査情報を握りつぶしたりせず、すべて公表しろ」
「……昔のラジオドラマで、火星人襲来の話を知ってるだろ? パニックだ。おいそれと公表なんぞできんよ。国民、いやそれどころか世界中がパニックになる」
「民主国家だろ? 一応この国は。だったら真実を……」
「そんなもの見かけ上の建前にすぎん。国民というものは、どんなに管理しても十分すぎることはない」
「まるで、自分たちが世界を支配しているとでも言いたげじゃないか」
「まだ分からんか? 国民というのはコントロールされなきゃ何もできない」
「いよいよどうかしてるな」
「そんなに不思議な事か? 有史以来、すべてスーパー・エリートが世を導き、社会をコントロールしてきた。そうでなきゃ、世の中回らん。それが歴史の真相だ」
「それがこのNYじゃ、ロートリックスのことだっていうのか? それとも影の世界政府の三極委員会こと言ってんのか?」
「イヤ……自由主義圏、資本主義圏の実態は、国際社会主義だ。多くのメンバーはその程度しか知らん。だが、我々のメンバーに加われば、世の中の流れがすべてがはっきりと分る。お前にはそのチャンスがある。明るい未来が開ける。その代わり捜査は止めるように。我々の持つIDカードだ」

     *

「NYPDは帝国財団に利用されている。スクランブラーの捨て駒にされて、真実を知れば直ちに殺される!」
 続けてハンターとギャラガーの言質を無線で流した上で、エイジャックスはNYPD全部隊に、これからの帝国寝返り作戦を伝えた。
「これまでの戦いでは、各警官たちは騙されていただけに過ぎない。以後の作戦に参加するなら、私はお前たちを無罪とする。NYPD同士が争うことなく、NYPD一丸となってMHを強制捜査するんだ!!」
 ポールの言った通り、限定内戦開始以来、MHNYやハンターの欺瞞に対する怒りや不満が高まっていた。内戦に関して、アウローラ内でもNYPDが不審を抱いていたのと同様に。
「ギャラガーの仮面ははがれた。その正体が露呈した今……、偽りのNY上層部のために命をかける義理はない」
 五千人のNYPD帝国軍を寝返らせ、三千人のアウローラが合流し、ハンター本部長を孤立させる作戦だ。あまりに妙な追っかけっこに、帝国財団が不審がる瀬戸際だったが、まるでオセロのように、NYPDはアウローラ一色に染まっていった。エイジャックスはハンターから指揮権を奪うことを宣言し、ハンター逮捕を命じた。大量のNYPDに追われる羽目となったハンターは、慌てて逃げ出そうとして――。
「この馬鹿者が!」
 目の前にアーガイル・ハイスミスが立ってた。突如現れたスクランブラーの隊長に、ハンター署長はギョッとした。いつの間にか、MH前から戻ってきていたのである。ギャラガーとハンターが、エイジャックスを挟み撃ちにすると主張した際、アーガイルは異変に気付いたのだった。
「余計な事をエイジャックスに口走ったキサマが悪い……ジェイド総帥からの伝言だ!」
 隊長の右手には銃が握られていた。慌てて逃げようとするハンターを、アーガイルは背後から射殺した。NYPD全部隊の裏切りの罪を問われ、ハンターは処刑された。カスケイダー作戦に嵌められた責任を取らされたのである。

     *

 フラットアイアンビル周辺は、空白地帯になった。エイジャックス隊の労力によって、マドックス本隊は中央突破した。
 ミラージュが守っているフラットアイアンビルは、5Gエリア解放なしに、事実上、アウローラにエリアを南下された。もしここでハティにスルーされたら、殺害のチャンスを失う。いやそればかりか、アウローラ軍は南へどんどん降りていってしまう。どうも……、NYPDの動きが妙だ。これは――NYPD部隊が敵側のNYPDと合流している!? ミラージュは、とうとう味方の裏切りに気づいた。
「ハッ!」
 ハティが南下したと思い込んだ瞬間、ミラージュに隙ができた。
「ハティがいない!」
 ミラージュは作戦失敗で焦り、屋上で姿を現した。
「あいつだッ!」
 マックはチャンスを見逃さず、再度被弾しながらも撃ち返し、ファントム・ミラージュは糸の切れた操り人形みたいにくずおれた。長い白髪が風になびく。
 突撃するNYPDとハティ隊は、その瞬間、ビルへとなだれ込んでいった。マックは足を引きずりながら階段を上がっていった。
 巨大なスナイパーライフルとともに、ミラージュの遺体が転がっている屋上に上がると、突然ブラックヘリが現れて機関砲で銃撃しながら接近し――アーガイルが降りてきた。素早くミラージュの遺体を回収した。光十字剣を構えたハティとマックをギロリと睨み据え、ヘリに上がった。
「マクファーレン! この決着は必ず……。MHで待ってる」
 アーガイルからすれば、ミラージュは心肺停止しても、放っておいても回復する。とはいえ傷次第だし、遺体は回収しなければならない。すぐにMHで治療すれば、強化兵(スーパーソルジャー)は復活するのだ。
 アイスターはすぐさま、屋上の配電盤にアクセラトロンを設置した。ハティは、フラービルに緑色の光十字を灯し、フラットアイアン・エリアを解放した。フィフス・クルセイドである。
ブラックヘリはMHへと去っていった。光十字の威力の前に、多勢に無勢と判断し、引いたのだった。スナイパー隊は無事すべて倒した。だが、ミラージュはやがて復活するだろう。
 アーガイルはヘリの中で死んだミラージュを抱き、青白いうりざね顔を見てつぶやいた。
「覆水盆に返らずというが、我々は違う。とはいえ、強化兵は不死身だが短命だ。いわば俺たちはロートリックス社の奴隷。それでも自らこの身を選んだ理由。それは、“目的”のためだ……」
 エリア一帯の信号機がすべて赤くなった。戦闘終了の合図だった。エリア内の街頭ビジョンに現れたレディ・シェードは、
『フラットアイアン・エリアは、アウローラの勝利と判定いたします』
 と、両軍に告げた。

     *

「ハンターが……死んだ?」
 挟み撃ちできると踏んでいたギャラガー市長のフォークがポトリと落ち、スクランブルエッグに手を付けず、ただただ見つめた。
「まさか……まんまとやられたというのか! ハンターが」
 ギャラガーは、モニターでハンターの転がる死体が映っている。どうやら敵に殺されたのではなく、アーガイル隊長が殺したらしいと知って、さらに激しく動揺した。このところ、スクランブルエッグしか食べていない、いや、他の卵料理など食べたくなかったのに……。セントラルパークのマドックス将軍の裏切りに引き続き、二度目だ! 今度こそ自身の身が危うい。常勝のハティは、帝国財団に「NYのジャンヌ・ダルク」と恐れられた。
 ジェイドに呼び出されたギャラガーは、首になった。ジェイドは指揮権をハンターからアーガイルに変えた。粛清されなかっただけ、まだましなのかもしれない。

     *

 九時十五分、ソーホーの解放、十二時時四十分、リトルイタリーの解放、午後四時、中華街解放。戦って勝つたび、光十字がランドマークに輝いていく。ハティが通った後は、光十字の力でことごとく5Gの支配を逃れた。PMFの光であり、結界によって、ここではスクランブラーの攻撃、および一者の塔の攻撃は無力化するのだ。常勝のNY解放軍となり、アウローラは、NYで支配されていたエリアを次々と解放していった。ハリエット・ヴァレリアンは、軍産複合体に占領された傀儡政府NY市のNY解放戦線と称した。
 「NYのラ・ピュセル」ことハリエットに率いられた「NY自由騎士団」はここまで完勝かつ電撃戦。現時点において、一度も負けなし。だがハティは、ロートリックス・シティ戦の怪我を押してPMFと気力だけで前線に立ち続けていた。
「少しは休め……ハティ」
「ウン……」
 ハティはウィンダム・ガーデン・チャイナタウンのホテルのセミダブル・ベッドに、ドサァッと倒れ込んだ。MH前の決戦の前夜、アウローラ部隊は、それぞれ各宿泊施設に停まった。兵士たちは久々に、シャワーを浴び、湯船につかり、白いシーツの上に疲れた身体を横たえた。
 ハティは、気づけば三十六時間戦い続けて、PMFを展開していた。PMFは体力を二倍使う。ハティは短期間で、周りが心配するほどに痩せていた。
 エスメラルダはベーグルを二枚にスライスし、そこにチーズ・ハム・レタス・目玉焼きをサンドする。他のアウローラ将校たちは食べたが、ハティは口にしなかった。ハティはオートミール以外のどが通らず、炭酸ものどが痛くて飲めず、エスメラルダが温めたホットチョコレートを、少しずつ口にした。他の者たちは、マドックス軍、エレクトラ社が用意した非常食を思い思いに食べている。誰もが無言だった。そんな中、マクファーレンはサンドイッチをドカ食いしながら、新参者のポール・ブランカと、新しく加入したNYPDたちに、いぶかし気な視線を送っていた。

 NY市庁舎にはもともとアクセラトロンが仕掛けられていたため、エレクトラタワーと同様、簡単に青白い光十字が灯った。だが、ロウワーマンハッタンのエリアは5Gから解放されなかった。それに市庁舎の光十字は他と違い、小さかった。
「そうか――MH前だからか!?」
 エイジャックスは、小ぶりな光十字を見上げて言った。
「こいつは罠だ」
 ハウエルCEOは、エリア全体に不気味さを感じていた。
「ロートリックス・シティ以上に、MHは敵の中枢だ。ここはMH城下町として、同エリア内にある市庁舎に光十字を灯したとしても、奴らが支配するロウワーマンハッタン・エリアを制することはできないんだ」
 アイスターは二人に言った。強力なMHと塔からのジャミングによって、予想外に解放区は拡大されなかった。これまでの戦のテーゼが、ワールドトレードセンターあたりから崩れ始めていた。

 ハティ率いるアウローラ軍の戦闘バイクがひた走る。
 アーガイルが鳩の掃討を徹底した結果、アーガイル達はこの他の鳩も焼いていき、終いにはロウワーマンハッタン・エリアから鳩の姿は消えていた。バイクで走りながら、ついにPMFが掌握していた鳩が消えたことを知ったハティは泣きながら、ワンワールドトレードセンタ―エリアへと向かった。やがて鳩の全滅と共に、鳩ビューイングに変化が現れていった。
 ワールドトレードセンター前まで来ると、目前に、山のようなマンハッタンホーンが迫った。
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