第20話 GarageBandでどう曲をつくるか。

文字数 810文字

まあ、とりあえずこの曲を聴いてみてくれ。最近、完成した曲だ。
『グランジ宮廷』とあるが。ふむ。数日前に完成した曲だな。で、それがどうしたのだ?
いや、GarageBandで曲をつくる最大のメリットは、無料ってことだろう。この曲のDAWはiPhone付属のGarageBandを使用している。でも、ガレバンだけだと、キーボーディストならともかく、使い勝手が良いとも言えない。
そうだな。この曲のギターは生演奏だろう。
このギター、実は、やはり無料のiPhoneアプリ『Music Memo』で、アンプに繋いでいないギターをストロークしたものを録音したんだ。それを、DAW、ここではGarageBandにインポートした。そしてそのギターのオーディオデータに、ディストーションをかけて、歪ませた。
空気録音を空気ごと歪ませたのだな。
そう。そして音量調節して、バッキングに適したボリュームにして、GarageBandで、リード楽器を演奏した。指で!
指さばきだけはおまえ、得意だからな。なにせむかし……グハッ!!(殴られる)
下ネタがエグいからやめろ。で、ドラムとベースもちゃんとつける。順番が逆だったな。ドラム、ベースをつけてから、それに合うスケールでリード楽器を弾く。それで完成だ。
ポイントがあるなら、教えるべきだろう。どうだ?
ポイントは、GarageBandは〈DAW〉である、ということだ。デジタルオーディオワークステーション。つまり、ほかのソフトなどで録音したりパーツをつくったりしたものを、DAWで統合する、という使い方をするのが、やり方としては正しい。また、拡張機能として、ほかのソフトシンセの音源を使うこともできるから、それで録音すると、いつもとちょっと違った感じになって、GarageBandっぽくない曲をつくることが可能だ。
ふむ。今日はまともに創作講座になったな。ヨシ!!
うっせ、このボゲッ!
ぼけの花も、美しいのだが、な。
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登場人物紹介

るるせ:ウェブ小説家。宵越しの金は持たない主義。昼寝が好き。

るるせオルタ:るるせのイキってる部分が集まった姿。エナジードリンクが好き。

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