第9話 生まれて初めての作曲 ～ビタミンC～
文字数 859文字
その昔、るるせ少年は、ポエマーだった、という……。
おい、オルタ、そのナレーションやめろ！（怒）
中二病、というのを、ご存知かな？
中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄した語、ってwikiには書いてあるな。
ふむ。問題はその中学二年生のときのことだ……。
ぼ、僕はなにもしていない、平均的で平凡な中学二年生だった！
友人たちと文化祭で寸劇やって騒いだりしてたわけだが。
うひー。
実は、るるせ少年は毎夜、ポエムや歌詞を書いていたのであった。
痛すぎるぞ、僕！！
だが、収穫と呼べるものもあった。それが、中学二年生の頃つくった楽曲『ビタミンC』だ！
ふむ。そうなんだよ、実は、オリジナル曲を初めて書いたのは、中学生のときだったんだよな。
聴いてもらおうではないか、生まれて初めてつくった楽曲、『ビタミンC』を。まあ、ライブで演奏したのは、それからだいぶ経ってから、なのだがな。
なんか、すっごい【グランジ】だが、な。
RAT-2が全開のバッキングとストロークだ。
僕は一体、どんな人生を歩んできたっていうんだ（泣）。
ギター弾いて歌ってるの、お前だからな、るるせよ。
うっせ。
ヤンデレな一曲だ。まさしく、厨二！！
うひー、それ以上言わないでー。
かなり人気の高い一曲だった、と聞くが？
このライブ音源も、拍手とか「ヒュー」とか言われてるしなぁ。あの頃も、頑張ってた。それは事実。
イントロやソロも、なんだかそれっぽいといえば、それっぽいな。
ああ。RATじゃなくて、ブルースドライバーなのかな、歪み系は。忘れちゃったけども。
ひとに歴史あり。中二病が中学二年生でジャストで発動して、作詞作曲してギター弾いて歌う。……それもまた人生か…………。
うぅ……。
しかもこれ、コード進行がそのままベースラインみたいなことになっていたので、アレンジするとき、異様にベースが格好いいので、ベースのお手柄みたくなってるよな。
僕は、そんなんばっかりだよ。はぁ。
と、いうわけで、次回へつづく！！
