153. 欲望の炎の竜のレシピ
文字数 226文字
口をつぐむべきとある為、多少ぼかしておこう。
ヤクが不要だからと、盲腸みたいに、体の一部を取り除いた。
そのまま捨ててもつまらないから、誰か蒸して炒めて食べませんかと宣伝する。
百近くのヤクが集まってきた。
ゼラチン質、軟骨質で、なかなか噛み切れない。
草食獣なら、特にそうだろう。
寓話には動物がつきものだ。
人間で大っぴらに書くとなると、あまりに生々しく、読者も作者も耐えきれない。
つまり、そういうことだ。
目を閉じて、耳を覆って生きていこう!
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