一一六 本郷 6

文字数 114文字

*
 自動車がスピードを落として通り過ぎて行く。





 白昼夢を見たと思うのかもしれない。





 ぼくたちが在るのは、いまではない。






 ここでもないのかもしれない。





 子どもたちが、目を輝かせてやってくる。





 いつの時代でも、子どもは目撃者なのだ。



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