◆ 忘備録(五十五) 八月十五日(金) 3  

文字数 252文字


 須坂に着く。

 墨坂神社へいくと、境内に盆踊りのやぐらが建ててあった。
 明日が夏祭りとのこと。

「これって、ダブルブッキングじゃないですか?」
 ぼくが岡本さんに言うと、ユーコがハガキを見せてきた。
 八月十六日に、境内の借用を許可すると書いてある。

 ぼくが、ハガキを手にして宮司さんと交渉をした結果、広間を貸してくれることになった。

 夏祭りにきた人を、室内に誘導する方法を考えないといけない。

 神社にリヤカーを置いて、須坂駅で泊まることにする。
 駅構内からは追い出されるが、連絡通路だと文句を言われない。

 
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み