◆ 忘備録(六十九) 八月十九日(火) 1

文字数 314文字


 八月十九日(火)

 神社の床下は同じようだけど、それぞれ違いがある。
 もっとも、その違いは建物の方式とは違って、眠りやすいか、そうでないかだ。

 一階の床下が地面まで一メートルぐらいなのかな。
 同じだと思うのだけど、圧迫感があったり、なかったりとするのはどうしてなのかな。

 建物ではなくて、ぼくの精神状態なのかも。

 今日は、重苦しい目覚めだった。

 ユーコの態度が、中島くんがいなくなってからモロにぼくを拒否しているように感じるのだ。
  
 しかし、今日は気合いをいれて、町を宣伝して歩かないといけない。
 最悪でも、昨夜使った八千円は回収しないといけないのだ。

 お金がモチベーションになるのは、情けないと思うものの、しかたがないな。





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