第2話 ブラック新婚生活! (7)

文字数 887文字

そんな僕だから、集落のみんなの為に、少しでも役に立たないとたいけない訳だから。食事の準備もしたのだ。

 その後はね、今度は皆さんが食べ終わると。片づけをしないといけないんだよ。

 だからね、僕は、中々体を休める事も出来ない訳で。ひたすらアリのように働かないといけないんだよね。

 と、まあ、そんな訳アリの僕だから、集落の皆さんが食べ終わってくれないと、食事すら出来ないの。だからこんな具合で、みんなが食べ終わるのを只ひたすら立ち尽くして待つだけなんだ。

 まあ、こんな僕の様子を他から見ると──実際はアイカさんの旦那さまというよりも、まるで執事かメイドさんみたいな感じなんだよね。

 そんな訳だから『本当にあああ……な、僕だよ……』

 だから本当に嫌になちゃうよねぇ~?

「ごちそうさま」
「ごち~!」
「ごちそうさん!」
「うまかった~!」
「満腹、満腹……」
「ありがとう……」

 まあ、『はぁ……。ふぅ……』目の前の光景を見て解る通り、やっと食べ終わってくれたよ。集落の人達……

 だからね集落のみなさん、僕への感謝の言葉を述べてくれたんだよ。まあ、少しばかりは嬉しい僕だけど。実はね、この後は、片づけをしないといけないと思うと……。段々と嫌になってくるし、僕自身げそっとして落胆してしまう……

 だって僕の目の前にいる人達だけど。ざっと見ただけでも、周りには数十人の老若男女がいるんだよね。正にこの光景は、集団による共同朝食の最中なのよ、僕以外の人達だけど。まるでね、学校の寮か部活の合宿のような感じにも見えるよ。

 まあ、そんな一族もしくは、集落単位の朝昼晩の食事の準備を僕は、先程も述べたけれど。ここにきてからね、数十日間毎日のように繰り返してきたの。

 だから僕は、先程も愚痴を述べたけれど。ここにきてからね、ほとんど休む間もなく、ただひたすら働きアリのように働いているんだよ。

 まあ、そんな感じの僕だから、こちらの世界に来てからは勉強等は、ほとんどしていないんだよね。ここでの生活では、知識等 何の役にも立たないから……。
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