第２話　ブラック新婚生活！　（１３）

「健太ぁ～！ 健太ぁ～！ 起きなさい～！」

「……ん？ なにアイカさん？」

　僕ね、アイカさん起こされて──目を擦りながら起きる。

「早く起きて、洗濯物を入れる──その後は食事の準備──！」

　するとさ、起きるなり、アイカさん僕にこう述べてくるから。

「ええええええっ！ 今から家事をしないといけないの？」

　と、ついつい調子図いて、僕アイカさんに抱きつきながら。『スリスリ』と、頬ずりしながら甘え声で述べた。

　まあ、寝起きの僕だったし、先程までは夫としての威厳もみせて、アイカさんの征服者で、殿様だったから。ついついと、お疲れ様でもあるから調子図いて、今晩の用事はしたくは無いと、僕は思っている事を述べた。

「はぁ、あああああああああああああああああああああああああああああああっ！ 今なにか言った、健太？」

　いきなりアイカさん、こんな感じで憤怒し始める。先程の夫婦の仲良くの時の、面影はないの。もうね、鬼婆仕様……憤怒しながらとても低い、それも怒り声を出しながら、僕を睨むの。だからとても怖くて僕自身逆らえなくなるのだよ。