第２話　ブラック新婚生活！　（１０）

でもね、これでもまだまだ、終わらないだよ。

僕は自分自身を守る為に大変に働き者だから。この後はね、洗濯をおこなうの。これも早く終わらせないと、洗った物を乾かそうにも乾か無くなるからね、さっさと早く終わらせないといけない……。

洗濯機も無い世界なのにね。手でひたすら僕はに洗うんだ。それも水着みたいなアイカさんの服を傷めないようにしながら。

自分自身の手の加減を微妙に調整しながらだからの作業な訳で。僕自身段々と匠の域に達しそうだよ。アイカさん専用の夫婦の仲良くも含めて、洗濯屋 健太ちゃんなんだよ。

　 まあ、冗談はさて置いて、早くし作業を終わらせないと、まだ他にもね、アイカさんから作業の指示が出るから。『急げ！ 急げ！ 急げ！ 僕……』

「健太ぁ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ！」

　う～ん、ほらね？ こんな感じ……。

　だから僕は、アイカさんに慌てて作り笑いしながら答えるの、こんな感じで……

「はぁ～い！ アイカさん、なにでしょうか？」

「健太ぁ～！ 早くぅ～！ 肩もみぃ～！ 腰をもんでぇ～！」

　と、まあ、一応は甘え声で僕を呼んでくれるから。

「はっ、はぁ～い！ ただいまぁ～いくねぇ～！」