第6話 家出! (2)

文字数 770文字

まあ、そんな三人のお美しい奥様達の様子を見ている僕は、もう既にこの集落に転移してから、数か月余りを過ぎてしまったけれど。ふと気付くとね、長の夫という立場もあるのかな?

 次の世代に沢山の子孫を残さないといけないという事で、ハーレム仕様になっているみたいなんだよね?

 だから僕は良く解らないけど?

 どうもアイカさん姉妹四人の共同財産になっているみたいなのだ。

 特に世の男性が羨むような立場の僕だから……

 まあ、相変わらず、集落での嫌がらせは収まらないけれど。奥様達の助けで何とか生きて生活をしているよ。

 でもね、実際の所は、四人も奥さんが居る訳だから。僕はね、普通の家族構成の旦那様達よりも本当に体力がいるんだよね。

 そんな僕だけど、自分自身でもびっくりしている事あるよ。

 特に僕自身がこんなにも、タフで体力ある男だとは思わなかった。

 もしかして深夜遅くまで行っていた受験勉強や自主勉強で、脳を使用するという行為は、僕が考えていたよりも体力の消耗が激しく。それに打ち勝って続けてきたから僕が思っていたよりも体力がついたのかもしれないね。

 まあ、そんな僕だから、これだけ奥さん達がいても夫婦中は大変に良いのだよ。それに僕は、案外働き者だし、大事な宝物の奥さん達にも良く尽くすからね。

 でもただ一人、アイカさんとは相変わらずだけど……

 まあ、不仲と迄は言わないけれどさ、僕達二人は余り言葉も交わさなくなったよ。まだ結婚して数か月なのにね……

 う~ん、まあ、そんな様子のアイカさんだから。やはり、奥様は良くて倦怠期で、もしかすると、もう僕には興味もないし、二人の仲は終わったのかも知れないと思う事がここつい最近は多々あるんだよ。

 だから僕は、少し寂しいなと思う事も多々ある……


◇◇◇◇◇
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み