第２話　ブラック新婚生活！　（４）

だから僕は「うっ、うううううう……。苦しい、助けて……」と、嘆願の台詞を漏らしたんだ。

「ん？ どうした、健太！ 朝から発情か？ う～ん、しかたがないな……そらこっちにきな…… 」

いつも僕のアイカさんは、こんな台詞を述べてくるよ。
でもね、いつも思うのだけど。実際朝から元気が良いのは僕ではなくてアイカさんでは？ と、述べたいけれど。怖いし……可愛がってもらえなくなるから、僕はいつも述べるのを我慢している(笑)

　実際今もさ、アイカさん、僕を抱き枕のように抱え込んで甘えているんだよ。

　それに今はね、先程と違って、奥様がちゃんと意識があるから。僕を抱き込むのに力が入るから。首に回った腕が大変に苦しくて……。今にも僕自身落ちそうなんだよね。

だから僕は、アイカさんの爆乳の、たゆんたゆんのオッパイの谷間で溺れて、窒息死しそうなの。だからこんな声をアイカさんに漏らしている。

「うっ、ぐぐぐぐぐぐっ……。アイカさん苦しいよ……」

　とにかくね、僕は足をバタつかせて──暴れもがいているよ。

だって僕のお顔は、良くあるラブコメの主人公みたいに。先程も述べた通り、アイカさんの爆乳──たゆんたゆんのオッパイに埋もれ溺れかけて、『うごうご』仕様になっているからね。