第４話　相変わらず辛い新婚生活　（１４）

「うん、行く、行く──長いこうか──」

「はぁ～い、姉さん達、私わたくしも行きます」

「ちょ、ちょっ、まってよ、アイカ姉──うちも行くから置いていかないで──」

　う～ん、みんな……と、いうか、アイカさん姉妹で今からお風呂に行くみたいだね。

　僕は、まあ、ここ二 三日は、一人で入浴をしている事の方が多いいから。みんなが出るのを待つとするよ。

　アイカさん自身も僕の事など、どうでもいいみたいだから……

　まあ、取り敢えずは、妹さん達の夫になったみたいだから、この集落から追い出される事は無いみたいだけど。何かやるせないよ。

　まあ、仕方がないね、僕はアイカさんの気まぐれで。日本から婿養子として召喚された身分だから。ここに置いてもらって、養ってもらえるだけ良いと思わないといかない身分だからね。

『はぁ～ぁ……』と、こんな溜息しか、僕の口からは漏れてこない……