第３話　　奥様の優しさ？　（５）

「……ん？ 健太どうした？ ニヤニヤしているようだが。なんか気持ち悪いぞ？」

　僕の『デヘヘヘ……』のニヤケ面が、アイカさんは気持ち悪いと述べてくるんだよ。でもね、僕自身も考えないようにはするんだけどさ、先程もみんさんに述べた通り、一日の僕が行う家事や作業の三本指に入る程楽しみにしている事だから、ついついと何度も走馬灯のように思い出すの、アイカさんの肢体はだかと、肌の感触が。だからついついと、嬉しくなるの、鼻の下が、のびぃ～る程に……

　でもね、もうさ、鼻血が抜けるという事だけは無くなってきたから、それだけは僕自身も出世をしたと思う……

　でもまあ、僕達二人は夫婦で新婚なんだから、僕のアイカさんいわく『気持ち悪いニヤケ面』の理由を述べた。

「あっ、すいません……アイカさんとの水浴びの事を思い出すと……ついついと嬉しくて顔がたるんでしまいました」

　と、僕は素直にアイカさんに述べたよ。するとさ、僕の台詞を聞いてアイカさんは、いきなり顔が真っ赤になっ照れ顔にかわった──何だか珍しい光景だと、僕は素直に思ったよ。