第4話 相変わらず辛い新婚生活 (7)

文字数 418文字

それなのに、それなのに、「はぁ……」と、また溜息が漏れる。

「こらぁ~健太! また溜息を……そんなに私の体に触れ、マッサージを行うのが嫌なのか? ……それに、そんなにも嫌なら、早く他所にいってしまえ──」

「えっ? ちょっと待ってよ、アイカさん……僕全然嫌じゃないよ。それこそ、嬉しぐらいだよ……」

「じゃ、何故、溜息ばかりをつくんだ? 健太は」

「えっ? だって、だって……」

「ん? だってじゃ、分からん? 男ならちゃんと述べてみろ」

 アイカさん、憤怒しなが、早口で威嚇攻撃をするけれど。ぼ、僕、本当にアイカさんに御無沙汰を喰らっているから。本当に『ムズムズ』とするんだ。

 それに、アイカさんと二人っ切りなら。『要求不満なんですよ』と、述べるけど。

 アイカさんの妹達いるから、そんな事述べる訳にもいかないから。本当に困り果ててきたよ。本当にどうしようと思う?

 だからアイカさんの耳元で囁く事に決めた。
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