第50話 新顔

文字数 351文字

 次は俺が撃たれる番か? とそのときだった。
 ブシュ! ブシュ! ブシュ! ブシュ! ブシュ! ドドーン!
 レーザー弾の連射音に混じって爆発音がして、ロボットたちがいる床が吹き飛んでいた。数体のロボットが吹っ飛び、中にはぽっかりと開いた穴に落下していくロボットもいた。
 いったい誰が? ロボットを撃った相手は?
 前方の通路にはロボットではなく、屈強な体系をした長身の男が機関銃のような銃器を構え、レーザー弾を連射していた。
 いったいあの男は? 本物の人間か? それとも女と同じヒューマノイド?
 だがいまは、そんなことを考えている場合ではない。相手がなんであろうと、俺たちを助けてくれるなら、誰でもかまわない。
「アマール! さあ、急いで!」
 男が発砲しながら、女に向かって叫んでいた。

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