第40話 なぜ?助ける2
文字数 493文字
ドドーン! ガガーン! ドカーン! ドドーン!
そこに、激しい爆発音が何度も聞こえてきた。
また戦争でもおっぱじめたのか? 爆発音は鳴りやむどころか、この部屋の壁まで吹き飛ばしそうなほど、ますます大きくなっていた。
すると一瞬、目潰しにあったかのように、部屋が真っ白になった。と同時に何かが破壊される音が聞こえた。後で知ったが、マネキン女が監視カメラを破壊した音だった。
「さ、ついてきて!」
今度は、目玉の文字ではなく、生の声を出して促してきた。
俺は何が何やらまったく理解できまま、飛び起きるようにしてベッドから降りて女の指示に従った。
驚いた! 中年男の体とは思えないほど、下半身がすごく軽かった。いやスポーツをするのが大好きだった若いときも、こんな経験をしたことは一度もない。まるで自分が別人に、陸上競技の代表選手にでもなったような気分だった。
女の予想外の行動に驚いて、すっかり忘れていたが、そうか俺は改造人間になっていたのだ。
「さあ、急いで!」
俺は女の声にケツでも叩かれるようにして、改造人間になった体を動かし、開いたドアの外に飛び出した。
そこに、激しい爆発音が何度も聞こえてきた。
また戦争でもおっぱじめたのか? 爆発音は鳴りやむどころか、この部屋の壁まで吹き飛ばしそうなほど、ますます大きくなっていた。
すると一瞬、目潰しにあったかのように、部屋が真っ白になった。と同時に何かが破壊される音が聞こえた。後で知ったが、マネキン女が監視カメラを破壊した音だった。
「さ、ついてきて!」
今度は、目玉の文字ではなく、生の声を出して促してきた。
俺は何が何やらまったく理解できまま、飛び起きるようにしてベッドから降りて女の指示に従った。
驚いた! 中年男の体とは思えないほど、下半身がすごく軽かった。いやスポーツをするのが大好きだった若いときも、こんな経験をしたことは一度もない。まるで自分が別人に、陸上競技の代表選手にでもなったような気分だった。
女の予想外の行動に驚いて、すっかり忘れていたが、そうか俺は改造人間になっていたのだ。
「さあ、急いで!」
俺は女の声にケツでも叩かれるようにして、改造人間になった体を動かし、開いたドアの外に飛び出した。