第36話 最後の火星人2
文字数 306文字
そのインカやアステカ、マヤ文明の遺跡群と、どこか似たような構造物の痕跡がいまも火星の地下に残っている。違いは、火星の構造物は石造りではなく、人類がまだ造れない最先端の化学の塊のような建造物だということだ。
もしかしたら、火星に移住した人たちは、その遺跡を発見しているかもしれない。そして遺跡に埋もれた人間とそっくりな火星人たちの遺骨に、さぞかしびっくりしているかもしれない。
そして、埋もれた火星人たちに代わって新しい火星人となるのは、地球から移住してきた彼らたちだ。
いつかは、彼らは地球人ではなく、火星人と呼ばわれるようになるだろう。
人類がそういわれるまで、まだ火星で生き残っていればの話だが。
もしかしたら、火星に移住した人たちは、その遺跡を発見しているかもしれない。そして遺跡に埋もれた人間とそっくりな火星人たちの遺骨に、さぞかしびっくりしているかもしれない。
そして、埋もれた火星人たちに代わって新しい火星人となるのは、地球から移住してきた彼らたちだ。
いつかは、彼らは地球人ではなく、火星人と呼ばわれるようになるだろう。
人類がそういわれるまで、まだ火星で生き残っていればの話だが。