第20話 瀬名さん、眠いです

文字数 509文字

ヴッ

「あれ? こんな時間に瀬名さんから?」

夜中の1時にLINEが入ってきた。
珍しい。
三交代でなければ瀬名さんは早寝遅起きを旨としている筈。

『ごめんね遅い時間に。起きてた?』

「『平気です。なんですか?』・・・と」

すぐに返ってくる。

『連休取れたよ』

「へー。そっか・・・じゃあ」

以下、僕と瀬名さんのやりとり。


気根:どこか生きますか?

瀬名:生きますか?

気根:すみません。どこか行きますか?

瀬名:三渓園とかどう?

気根:横浜の日本庭園ですか? 渋いですね。でも連休にわざわざって感じじゃないですね

瀬名;じゃあ温泉とか。スーパー銭湯とか

気根:男湯女湯別々に入って上がるの一緒? 神田川ですか?

瀬名:わ。古いの知ってるね

気根:それよりちょっと眠くなってきました

瀬名:ごめんごめん。じゃあ、眠気の消えるわたしの画像送ってあげようか

気根;・・・・・

瀬名:冗談冗談

気根:LINEだと人格変わりますね

瀬名:そう? わたしはミステリアスな女だから

気根:お酒でも飲んでるんですか?

瀬名;飲みたい気分だけどぐっと我慢

気根:すみません。とても眠いです

瀬名:ごめんね。あ、そうだ。いいこと考えたよ

気根:なんですか

瀬名:泊りに来る?

!!!!

目が、覚めた!

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み