3-8 出産直後に、、ああ

文字数 420文字

長男が大きくなるにつれて可愛くなり、外で遊ぶことも多くなって来た頃、子供の数がまだ少なかったこともあり、近所の人に面倒を見て貰う事が多かった。裏隣のAさんには特に自分の家の子の様にして頂いた。Aさん宅では茶わん・はしまで用意していて、昼に家に来ないて隣に行ってしまう事もしばしばであった。そんなお付き合いだった。

そして妻は9月に二人目の子供を出産する為に実家の知立に帰って行った。長男を連れての里帰りである。そして1ヶ月後の昭和35年10月10日に次男が誕生する。

妻は10月20日に退院し、実家で出産後の保養をしていた。その日は妻の旧友がお祝いに来てくれた。

その友を送って外に出た妻が、

「今日は良いお天気ネェ。」
と輝く太陽を見上げたその時に、グラッと目まいを感じ、

そのまま意識を失い、突然ぐったりして倒れるように座り込む。

ビックリした友達が戻ってきて大声で両親を呼ぶ。

すぐに救急車を呼び、緊急入院となった。。。
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登場人物紹介

時は昭和の始め。

貧乏ではあるが東京の下町で活き活きと生きている少年がいた。

名前はのぼると言う。

のぼるが駆け抜けた昭和という時代とはどんなものだったのだろうか。 

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