『実家に忘れてきました。何を？ シンプルを。』
文字数 1,655文字
望 「最近の漫画は凝りすぎてませんか？」
千里 「いきなり他の作品に喧嘩を売るようなこと言わないでください！！」
望 「シティー○ンターの映画を見て多くの人が言いました……いつも通りの王道展開、それが一番だと。最後にGET WILDが流れて来たのを見て安心したと……。ラーメン屋でラーメン頼んでラーメン出てきたのが感動的だと！！ それの意味が分かりますか？？」
あびる 「……つまり？」
望 「シンプルイズベストだということです！！」
望 「最近の漫画や映画は展開が読めなすぎて逆に楽しめないんですよ……。ラーメン屋でラーメン頼んで三代珍味が出てきたら驚くでしょ？ そういうことです！」
晴美 「でも私たちの漫画自体ラストはそういうところあるし……」
望 「なっ」
千里 「そもそも改蔵とかもそうだけど、久米田先生の作風って、ラーメン屋でラーメン頼んで三代珍味が出て来る感じだし……」
望 「そ、それは」
あびる 「二次創作で原作の作風を否定するなんて許されないんじゃない？」
望 「久米田先生に関しては、シンプルイズナットベストです……！」
奈美 「都合良く意見を変えるなよ⁉︎」
あびる 「ところでシンプルイズナットベストって具体的には？」
望 「逆にシンプルでは許されないこと……そんなシンプルイズナットベストのなんたる多いことかっ！！」
・パスワードは複雑な方が安全
・迷路は複雑な方が面白い
・キャラの差分は細かく多い方がいい
・題名を叫ぶだけのシンプルなアニソンはもう古いぜ！
望 「絶望したぁぁっ！ シンプルイズナットベストを否定するこの社会に絶望したぁぁっ！」
千里 「さっき、社会とかじゃなく先生が、シンプルイズナットベストを否定してたじゃないですか！！ コロコロ意見を変えないでください！！」
望 「私の性格はシンプルイズナットベストですから、コロコロ意見も変わるのです……私は単純な人間ではないので」
あびる 「なんて開き直り」
可符香 「先生は間違ってます！！」
望 「ふ、風浦さん！？」
可符香 「やっぱり世の中はシンプルイズベストです！！」
・十年先も二十年先も……
・王道は売れる
・分かりやすい文章は読まれやすい
・複雑すぎる設定は理解されない
・でもCOMPLEXの楽曲はかっこいい
可符香 「さてみなさん！ 素敵な素敵なシンプルイズベストを試してみましょう！！ まずは告白から！」
望 「好きです！」
愛 「……先生、私も好きです……」
可符香 「シンプルな告白です！！」
望 「ってなに言わせるんですか！？」
千里 「こ ろ す！！！」
望 「ひっっ！！」
千里 「ここはシンプルに包丁で！」
グサッ
可符香 「シンプルな殺人です！！」
まとい 「包丁って一番痛みが長く続く方法じゃない！？」
望 「い、いたんですか……」
まとい 「ええ、ずっと」
あびる 「先生、死にかけでもノルマは達成するんだ」
晴美 「ちょっと千里！！ 流石に包丁で刺したら許されないわよ！！」
可符香 「そうですよ、千里ちゃん！ ちゃんと謝らないと！」
千里 「うなっ！！……わ、私は……」
奈美 「ど、どうしたの千里ちゃん？」
千里 「ごごこの日本がぁぁぁ！！ うううーー！！世のナカァァァォオ！！ 変えたぁぁい！！ その一心でええええ！！」
まとい 「ご、号泣議員……！」
可符香 「シンプルな謝罪です！！」
あびる 「確かにシンプルだけど」
マ太郎 「ところでサ！」
可符香 「なにかなマリアちゃん！」
マ太郎 「この漫画のオチっていつも凝りすぎてないカ？」
望 「なっ」
あびる 「シンプルなオチってやっぱり……爆発オチじゃない？」
ポチっ
＊ ＊
マ太郎 「シンプルどころかオチてないヨ！」
可符香 「絶望先生のオチはシンプルイズナットベストですからね……」フッ
千里 「いきなり他の作品に喧嘩を売るようなこと言わないでください！！」
望 「シティー○ンターの映画を見て多くの人が言いました……いつも通りの王道展開、それが一番だと。最後にGET WILDが流れて来たのを見て安心したと……。ラーメン屋でラーメン頼んでラーメン出てきたのが感動的だと！！ それの意味が分かりますか？？」
あびる 「……つまり？」
望 「シンプルイズベストだということです！！」
望 「最近の漫画や映画は展開が読めなすぎて逆に楽しめないんですよ……。ラーメン屋でラーメン頼んで三代珍味が出てきたら驚くでしょ？ そういうことです！」
晴美 「でも私たちの漫画自体ラストはそういうところあるし……」
望 「なっ」
千里 「そもそも改蔵とかもそうだけど、久米田先生の作風って、ラーメン屋でラーメン頼んで三代珍味が出て来る感じだし……」
望 「そ、それは」
あびる 「二次創作で原作の作風を否定するなんて許されないんじゃない？」
望 「久米田先生に関しては、シンプルイズナットベストです……！」
奈美 「都合良く意見を変えるなよ⁉︎」
あびる 「ところでシンプルイズナットベストって具体的には？」
望 「逆にシンプルでは許されないこと……そんなシンプルイズナットベストのなんたる多いことかっ！！」
・パスワードは複雑な方が安全
・迷路は複雑な方が面白い
・キャラの差分は細かく多い方がいい
・題名を叫ぶだけのシンプルなアニソンはもう古いぜ！
望 「絶望したぁぁっ！ シンプルイズナットベストを否定するこの社会に絶望したぁぁっ！」
千里 「さっき、社会とかじゃなく先生が、シンプルイズナットベストを否定してたじゃないですか！！ コロコロ意見を変えないでください！！」
望 「私の性格はシンプルイズナットベストですから、コロコロ意見も変わるのです……私は単純な人間ではないので」
あびる 「なんて開き直り」
可符香 「先生は間違ってます！！」
望 「ふ、風浦さん！？」
可符香 「やっぱり世の中はシンプルイズベストです！！」
・十年先も二十年先も……
・王道は売れる
・分かりやすい文章は読まれやすい
・複雑すぎる設定は理解されない
・でもCOMPLEXの楽曲はかっこいい
可符香 「さてみなさん！ 素敵な素敵なシンプルイズベストを試してみましょう！！ まずは告白から！」
望 「好きです！」
愛 「……先生、私も好きです……」
可符香 「シンプルな告白です！！」
望 「ってなに言わせるんですか！？」
千里 「こ ろ す！！！」
望 「ひっっ！！」
千里 「ここはシンプルに包丁で！」
グサッ
可符香 「シンプルな殺人です！！」
まとい 「包丁って一番痛みが長く続く方法じゃない！？」
望 「い、いたんですか……」
まとい 「ええ、ずっと」
あびる 「先生、死にかけでもノルマは達成するんだ」
晴美 「ちょっと千里！！ 流石に包丁で刺したら許されないわよ！！」
可符香 「そうですよ、千里ちゃん！ ちゃんと謝らないと！」
千里 「うなっ！！……わ、私は……」
奈美 「ど、どうしたの千里ちゃん？」
千里 「ごごこの日本がぁぁぁ！！ うううーー！！世のナカァァァォオ！！ 変えたぁぁい！！ その一心でええええ！！」
まとい 「ご、号泣議員……！」
可符香 「シンプルな謝罪です！！」
あびる 「確かにシンプルだけど」
マ太郎 「ところでサ！」
可符香 「なにかなマリアちゃん！」
マ太郎 「この漫画のオチっていつも凝りすぎてないカ？」
望 「なっ」
あびる 「シンプルなオチってやっぱり……爆発オチじゃない？」
ポチっ
＊ ＊
マ太郎 「シンプルどころかオチてないヨ！」
可符香 「絶望先生のオチはシンプルイズナットベストですからね……」フッ
