衣替え芝居

文字数 4,389文字

苦来 「あれ……? 作者は確か受験が終わるまでNOVEL DAYS への投稿をやめたんじゃ」

魔梨威 「作者の言い分によると、あれは絶望先生の方であって、じょしらくの方ではやめる発言をしてないって」

手寅 「……やめるやめる詐欺じゃない!」

丸京 「まあとりあえず本編スタートで」

・ ・

魔梨威 「……そういえばもう衣替えの季節か」

丸京 「でも正直落語家に衣替えなんて」

苦来 「一度半袖にしたことがあったけど、違和感ありまくりだったし」

手寅 「みんな! 提案があるんだけど」

魔梨威 「聞こうじゃないか!」

手寅 「衣替えならぬ、展開替えをしてみたいんだけど?」

木胡桃 「展開替え?」

手寅 「……例えば寒いネタばかりなら温かいホットな話を! 生温いネタばかりなら際どい背筋も凍るようなネタを!」

魔梨威 「……なるほど」

苦来 「……嫌な予感しかしないんだけど」

丸京 「でもそんなこと言ったってどうすりゃいいんだよ、いつも通りの作風から急に変えたってうまくいかないのは目に見えるし」

覆面 「読者に意見を求めればいいのでは?」

魔梨威 「それだ!なら……」

魔梨威 「これでどうだ!!」

・丸京卒業オチ 0%

・楽屋爆発オチ 20%

・それ以外、コメントで具体的に答えてね? 40%

・マリーさんお尻見せオチ 40%

手寅 「なるほど! アンケートね!」
※実際にツイッター上でアンケートを取りました。隣の数字は結果です。

魔梨威 「って最後のやつはなんだい! 私はこんなの入れた覚えないよ!!」

丸京 「ってなんだよ⁉︎ 私の卒業オチって⁉︎」

コソコソ

ウザンヌ 「……ふふっ。私が付け足した一個で何度も迷うがいい!」

手寅 「……それにしても大丈夫なのかしら」

魔梨威 「えっ?」

手寅 「アンケートを取ってみたものの、ちゃんとそこへのオチに持っていけるのかしら」

魔梨威 「そこは大丈夫だろ。作者も頑張るさ」

木胡桃 「結果が出ました!」

丸京 「おっ、やっと集計が終わったか、で、結果はどうなんだよ?」

苦来 「……めんどくさいことにならないといいけど」

木胡桃 「マリーさんが尻を見せるオチと、それ以外のオチ、この二つが同率一位です!」

丸京 「おおっ!」

魔梨威 「って私の尻を見せるオチが一位⁉︎ 一体どこに需要があるって言うんだい!それに!」

手寅 「マリーさん、自覚はしてるんだ」

苦来 「それ以外?それ以外って具体的になんなの?」

手寅 「それはコメントで述べてくれてるはずなんだけど……」

木胡桃 「一つもコメントが入ってません!!」

魔梨威 「なっ、じゃあオチはこれ以外にしろ、だけど自分では提案しないよってことかい! そんなのひどいじゃないか!」

苦来 「……世の中の闇を感じる」

魔梨威 「例えるならお母さんとの晩御飯どうするコミュニケーション!! 何食べるって聞いて、なんでもないと答えるくせに、いざじゃああれを作るって言ったらあれは嫌だこれは嫌だ文句ばかり! 定番オチは嫌なくせに自分では一切提案しないのか!」

丸京 「……作者の手腕が試されるな」

手寅 「て言いつつどうせオチないんでしょうけど」

丸京 「……まあそこは原作リスペクトで」

苦来 「ところでマリーさん、大丈夫なの? 尻見せオチらしいけど?」

魔梨威 「うーん……正直つらいよなぁ。もう何度も原作でやってるオチだからなぁ。飽きがきてるよなぁ」

苦来 「ってマリーさん、気にするのはそこじゃないでしょ⁉︎」

丸京 「まあとりあえずマリーさんを脱がせよう!」

手寅 「そうしましょう!」

魔梨威 「ってちょっと待てよ⁉︎ 落ち着け!! 私は尻見せなんて嫌だよ⁉︎」

木胡桃 「でもマリーさん、これはアンケートで決まったことだから……」

魔梨威 「いや!読者の意見なんて知るか!私は断じて脱がん!」

手寅 「でもマリーさん、世の中には合わせなくちゃいけないときっていうのがあるのよ?」

苦来 「……とあるバンドは生意気で周り無視して活動してたら、気づけば名前だけ残ってメンバー全員入れ替わってたり」

丸京 「……リーダーが生意気なのか知らないけど、どんどんメンバーが減るジャニーズグループがいるよな」

苦来 「そ、それは触れちゃダメ!」

魔梨威 「じゃあなにか、私も周りの意見に合わせないと痛い目にあうと?」

木胡桃 「あのSMAPさえジャニーズに逆らったメンバーは出るの減ったんだよ?」

手寅 「……その通り!いくら正しいこと言ってても周りと違かったらそれでアウトなのよ、マリーさん!」

丸京 「ってことで脱ごう? マリーさん?」

魔梨威 「ちょ、待って!! お願いだから待ってくれよ!」

覆面 「……これは尻見せじゃなくてただの衣替え」

魔梨威 「えっ?」

手寅 「そうよ! これはただの衣替え!だったらそんなに嫌に感じる必要はないのよ、マリーさん!!」

魔梨威 「でも衣替えだったらお前ら全員しなきゃいけないはずじゃ」

苦来 「……私冷え性だから無理」

木胡桃 「私も冬に服を脱ぐなんて無理です!!」

丸京 「眼鏡取るの嫌だから服も脱がない」

魔梨威 「ってそもそも衣替えは長袖にするだろっ⁉︎ 普通この季節は⁉︎ なんで逆に脱ぐんだよ⁉︎」

手寅 「……マリーさん、つらいのは一瞬だけだから、一瞬だけだからね?」

魔梨威 「そんな注射するときの子供へのあやし方みたいな言い方してもダメだ!!」

ウザンヌ 「ここで私の登場です!」

魔梨威 「なっ」

ウザンヌ 「このままじゃ殺伐とした感じで終わっちゃうじゃないですか〜?それは嫌でたまらないですよね? ならゲームをしましょう!」

魔梨威 「うざいけど聞こうじゃないか」

ウザンヌ 「どうせ小説だからサービスショットも描けないし、正直尻見せは需要がないと思うんですよ〜」

魔梨威 「失礼なこと言うなよ! 毎度毎度こっちがどれだけの思いで尻を見せてきたと思ってるんだ⁉︎」

苦来 「マリーさん、そんなに必死に……」

ウザンヌ 「だから尻見せならぬ、オチ見せごっこをしたいと思います!」

手寅 「オチ見せごっこ?」

ウザンヌ 「いろんなオチをそれぞれで考えて、一人ずつ見せていくんです! それで最初に出てこなくなった人が負けだという」

苦来 「……普通に考えたら面白そうだけど、このメンバーだったらせっかくのそんな企画すらも失敗しそうで怖い」

ウザンヌ 「じゃあまずは私から!」

ぷにっ

魔梨威 「……なんだ、いきなり大きな笑顔なんか見せて」

ウザンヌ 「きゃわいいオチです!!」

魔梨威 「う、うぜえぇぇ! オチてないし、めちゃくちゃうぜぇ!」

手寅 「……これはウザすぎる!」

苦来 「でも私たちよりキャラは立ってるんじゃない……?」

ウザンヌ 「じゃあ次は?」 チラッ

魔梨威 「わ、私か?なら仕方ないな、最高のオチを見せてやるよ!」

苦来 「マリーさん……そんな自らハードルを上げなくても」

魔梨威 「落語家だからな、落語オチでしめてやる!題目は時そば!」

ウザンヌ 「ちょっと待ってください!」

魔梨威 「えっ?」

ウザンヌ 「正直この小説に落語は求めてません!」

丸京 「なっ」

ウザンヌ 「だってこの小説って

この小説は女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく小説です。

でしょ?」

魔梨威 「うぜえぇぇ!」

手寅 「それ以前にメタいわよ!!」

ウザンヌ 「あっ、そういえばメタいの語源って知ってます〜? まあ常識人のみなさんなら知ってて当然だと思いますけど〜」

木胡桃 「ウザすぎます!!」

覆面 「……衣替えならぬ、空気替えをしてみたら?」

手寅 「そうね!空気替えをしましょう!とりあえず彼女を外へ追い出さないと!!」

丸京 「なら私に任せろ! オチごっこもまだ終わってないしな!爆発オチだ!」

ポチッ

ドゴーン

・ ・

魔梨威 「……み、みんな無事か?」

苦来 「ケホケホ……なんとか大丈夫」

手寅 「屋内で爆発オチをするなんて、危険すぎるわ」

木胡桃 「なんとか私も無事です!」

魔梨威 「おい! あれを見ろ!」

ウザンヌ 「……ぐぬぬ、動けない」

手寅 「倒れてる……とりあえずこれで暴走は止められたかしら?」

苦来 「もはや空気替えどころか屋内に風が通ってるんだけど、もはや屋外なんだけど」

魔梨威 「……とりあえず点呼しよう。全員無事なのを確かめたい」

魔梨威 「1!」

手寅 「2」

苦来 「3……」

木胡桃 「4!」

覆面 「5……」

魔梨威 「良かったあ!みんな無事か!五人揃ってるもんな!」

手寅 「本当に良かったわ! 安全がやっぱり一番だもの!」

木胡桃 「みんなが揃ってたら、きっと明日も素敵な一日になります!!」

苦来 「平和が何より……」

魔梨威 「めでたし!めでたしだな!」

手寅 「とりあえずいろんなところに謝罪に行かないと……」

魔梨威 「まあそうだな!楽屋が壊れちゃったわけだから」

木胡桃 「じゃあ出発!」

トコトコ

・ ・

丸京 「……おい、おい、みんな……私はここにいるぞ……」

ウザンヌ 「動けません!助けてください!ヘルプミーですよ!こんな可愛い女の子が助けを求めてますよ!」

丸京 「うぜぇ!黙れよ、お前!!」

・ ・

望 「メタいの語源って結局なんなんでしょうね?」

まとい 「それは結構哲学が関わるところなので、素人が安易に言うものではないかと」

望 「いたんですか」

まとい 「ええ、ずっと」

マ太郎 「それにしてモ、絶望先生の方が更新止まったカラッテ、ここに出しゃばるのはおかしくないカ?」

望 「私だって出番が欲しいのです!!」

あびる 「……正直すぎてむしろ尊敬する」

望 「作者はじょしらくの方は度々更新する予定のようですから、これからもコラボという形で出しゃばってもいいかもしれません。次回はおまけではなく、堂々と本編に!」

まとい 「……まあ先生がそれで良いのなら」

奈美 「とりあえず読者に意見を求めようよ!もしじょしらくと絶望先生のコラボが見たい人は作者のツイッターかこの小説に意見するってことで!」

マ太郎 「マリアたちがこのじょしらくに出しゃばっタラ、本当に展開替えダナ!」
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