『花束。』
文字数 1,859文字
望 「悔やんでも遅いことがあります」
あびる 「どうしたんですか急に」
望 「悔やみました……近くにあったラーメン屋に行かなかったこと! 今では無くなってしまい食べることが叶いません!」
千里 「なんだ、そんなことか。」
奈美 「そんなことかじゃないよ!!? 悲しすぎる……!! 私だったら引きこもりになっちゃうくらいだよ!」
ガラッ
霧 「引きこもりをなめないでよ」
奈美 「あっ、はい」
望 「日本人は行動力の少ない人種です。ですが、あのときこうしておけば、あのときああ言えば、なんて後悔が一番多い人種でもあります。ああ、なんて無情でしょうか」
まとい 「後悔先に立たず、と言いますからね」
望 「いたんですか」
まとい 「ええ、ずっと」
望 「ともかく、悔やんでは遅いことがこの世の中には山ほどあるんです!」
・解散してしまったミュージシャンのライブに行っておけば
・株をあのときに売らなければ売っておけば
・見覚えのある壺がなんでも鑑定団に出てた
・初回限定盤手に入らず
・リアルタイムにあのアニメを見ていれば
・偏見持たずに早く知れたら
望 「悔やんでも遅い。しかし、悔やんでしまう。これは日本人の性と言っても良いでしょう。ところで……風浦さんは何をしてるんですか?」
可符香 「株取引ですけど」
望 「ひぃぃ! やめてください! 今言ったでしょう、後悔先に立たずですよ!?」
可符香 「あっ上がりました!」
ガラッ
おじさん 「これで良いのかい? お嬢ちゃん?」
可符香 「はい! おかげで儲かりました!」
望 「えっとそちらの方は?」
可符香 「私が株を買った会社の社長さんです!」
望 「なっ!?」
マリア 「マッチポンプって言うノナ!」
可符香 「お互い協力することは良いことです!」
望 「それはインサイダーって言うんです!!」どよんど
望 「絶望したぁぁぁ! 後悔先に立たずな世の中に絶望したと思ったら後悔を予防する犯罪に絶望したぁぁぁ!」
千里 「あっ、ところで後悔といえば。」
一同 「??」
千里 「晴美が刷る数を間違えたって言ってたあの同人誌は売り切れたの?」
晴美 「それを言うなぁ!! 思い出すな!」
あびる 「あっ、ところで後悔といえば」
一同 「??」
あびる 「奈美ちゃんはあの新しいダイエット法成功したの?」
奈美 「それを言うなぁ!! 思い出すな!」
あびる 「まあ新しいって言っても、普通だったけど」
奈美 「普通だったとか言うなぁ!!」
可符香 「あっ、ところで後悔といえば」
一同 「……」ドキドキ
可符香 「先生の新作小説、ファンの手に届いたんですか?」
望 「えっ、いや、その」
可符香 「先生言ってたじゃないですか。ファンがいるなら自分の作品を届けるのに手を惜しまないって!」
望 「……ええ。言いました。でも怖いんです」
奈美 「怖い?」
望 「自分の作品が酷評されるのが怖くて作品を人に見せられないんです!!」
一同 どよんど
千里 「分かりますけど、それじゃ晴美なんてどうするんですか。」
晴美 「どういう意味!!?」
あびる 「酷評は怖いかもしれないけど、人に見せなきゃ自己満足で終わっちゃうよ」
可符香 「それに、それこそ後悔先に立たずになりかねないじゃないですか! ファンがいるうちに、ファンが期待してるうちに、どんどん新作を出さないと! いつか、あのとき見せておけば、もう一度喜んだ顔を見れるなら、なんて後悔することになりますよ!!」
望 「……それもそうですね。早速新作を皆さんに届けましょう! いやもういっそ、こんな時代ですからネット投稿というものをしてもいいかもしれません! その方が早いですね」
奈美 「無事解決だね」
千里 「とりあえず本の刷り方とかはプロがいるから安心ね。本の薄さが違うけど」チラッ
晴美 「こっち見るな!」
望 「ついで約束より遥かに遅くなってしまったので、花束でも一緒に付けましょうか」
マリア 「媚びてるナ」
望 「応援してくれる人には媚び媚びなくらいがちょうどいいんです」
この二次創作にも、きっと続きを期待してくれる人がいると信じて、ネット投稿なので花束は付けられませんが、書かせてもらいました。
Dear 優しい声援をくれる方
本当にいつもありがとうございます。
どうか届きますように……。
あびる 「どうしたんですか急に」
望 「悔やみました……近くにあったラーメン屋に行かなかったこと! 今では無くなってしまい食べることが叶いません!」
千里 「なんだ、そんなことか。」
奈美 「そんなことかじゃないよ!!? 悲しすぎる……!! 私だったら引きこもりになっちゃうくらいだよ!」
ガラッ
霧 「引きこもりをなめないでよ」
奈美 「あっ、はい」
望 「日本人は行動力の少ない人種です。ですが、あのときこうしておけば、あのときああ言えば、なんて後悔が一番多い人種でもあります。ああ、なんて無情でしょうか」
まとい 「後悔先に立たず、と言いますからね」
望 「いたんですか」
まとい 「ええ、ずっと」
望 「ともかく、悔やんでは遅いことがこの世の中には山ほどあるんです!」
・解散してしまったミュージシャンのライブに行っておけば
・株をあのときに売らなければ売っておけば
・見覚えのある壺がなんでも鑑定団に出てた
・初回限定盤手に入らず
・リアルタイムにあのアニメを見ていれば
・偏見持たずに早く知れたら
望 「悔やんでも遅い。しかし、悔やんでしまう。これは日本人の性と言っても良いでしょう。ところで……風浦さんは何をしてるんですか?」
可符香 「株取引ですけど」
望 「ひぃぃ! やめてください! 今言ったでしょう、後悔先に立たずですよ!?」
可符香 「あっ上がりました!」
ガラッ
おじさん 「これで良いのかい? お嬢ちゃん?」
可符香 「はい! おかげで儲かりました!」
望 「えっとそちらの方は?」
可符香 「私が株を買った会社の社長さんです!」
望 「なっ!?」
マリア 「マッチポンプって言うノナ!」
可符香 「お互い協力することは良いことです!」
望 「それはインサイダーって言うんです!!」どよんど
望 「絶望したぁぁぁ! 後悔先に立たずな世の中に絶望したと思ったら後悔を予防する犯罪に絶望したぁぁぁ!」
千里 「あっ、ところで後悔といえば。」
一同 「??」
千里 「晴美が刷る数を間違えたって言ってたあの同人誌は売り切れたの?」
晴美 「それを言うなぁ!! 思い出すな!」
あびる 「あっ、ところで後悔といえば」
一同 「??」
あびる 「奈美ちゃんはあの新しいダイエット法成功したの?」
奈美 「それを言うなぁ!! 思い出すな!」
あびる 「まあ新しいって言っても、普通だったけど」
奈美 「普通だったとか言うなぁ!!」
可符香 「あっ、ところで後悔といえば」
一同 「……」ドキドキ
可符香 「先生の新作小説、ファンの手に届いたんですか?」
望 「えっ、いや、その」
可符香 「先生言ってたじゃないですか。ファンがいるなら自分の作品を届けるのに手を惜しまないって!」
望 「……ええ。言いました。でも怖いんです」
奈美 「怖い?」
望 「自分の作品が酷評されるのが怖くて作品を人に見せられないんです!!」
一同 どよんど
千里 「分かりますけど、それじゃ晴美なんてどうするんですか。」
晴美 「どういう意味!!?」
あびる 「酷評は怖いかもしれないけど、人に見せなきゃ自己満足で終わっちゃうよ」
可符香 「それに、それこそ後悔先に立たずになりかねないじゃないですか! ファンがいるうちに、ファンが期待してるうちに、どんどん新作を出さないと! いつか、あのとき見せておけば、もう一度喜んだ顔を見れるなら、なんて後悔することになりますよ!!」
望 「……それもそうですね。早速新作を皆さんに届けましょう! いやもういっそ、こんな時代ですからネット投稿というものをしてもいいかもしれません! その方が早いですね」
奈美 「無事解決だね」
千里 「とりあえず本の刷り方とかはプロがいるから安心ね。本の薄さが違うけど」チラッ
晴美 「こっち見るな!」
望 「ついで約束より遥かに遅くなってしまったので、花束でも一緒に付けましょうか」
マリア 「媚びてるナ」
望 「応援してくれる人には媚び媚びなくらいがちょうどいいんです」
この二次創作にも、きっと続きを期待してくれる人がいると信じて、ネット投稿なので花束は付けられませんが、書かせてもらいました。
Dear 優しい声援をくれる方
本当にいつもありがとうございます。
どうか届きますように……。