『四月、自画自賛がはじまる。』
文字数 2,397文字
奈美 「うん、綺麗な絵!!」
可符香 「えっ、それって奈美ちゃんが描いた絵なの!? すごく上手だね」
奈美 「でしょでしょ!! やっぱり私ってば天才!」
可符香 「えっ」
奈美 「特にここのタッチ! 天才すぎじゃない??」
可符香 「うんそうだね……」
ガラッ
望 「なんてうざい自画自賛! 自慢話を聞かされる方はたまったもんじゃありません!!」
奈美 「うざいって言うなぁ!!」
あびる 「でも今のは普通にうざいかな」
奈美 「普通にうざいとか言うなぁ!!」
望 「なんてめんどくさい、かつうざい自画自賛たち!」
・わざと満点の答案を床に落とす
・DMにまで自慢と宣伝をしてくる創作アカ
・人に褒められるの前提論
・再現率高いとか自分で言っちゃう二次創作者()
・野生の久米田って呼ばれたいとか偉そうに言っている()
望 「絶望したぁぁっ! 聞かされる方は苦でしかない自画自賛話に絶望したぁぁっ!!」
奈美 「絶望したぁぁっ! うざい自画自賛話とか言われて絶望したぁぁっ!!」
晴美 「ていうかさっきの羅列ネタほとんど自虐ネタじゃん」
可符香 「でも自画自賛話も、全く需要が無い訳でもないらしいですよ?」
望 「というと?」
可符香 「例えば人の自慢話というか、自分語りをやけに聞きたがる人っているじゃないですか」
あびる 「いるいる。聞き上手というか」
望 「でもそれだって心の中では『自画自賛しちゃってるよ、ウケる!』ってバカにされてるかもしれないじゃないですか!!」
晴美 「むしろ人を下に見て自分を上げて安心するためにしてるとしか思えない!! こないだだって……」
* *
晴美 「私ね、こういう漫画を描いててね!!」
友人 「すごいじゃん! 私晴美のこと尊敬するわ!」
晴美 「へへ、嬉しいな。ありがとう!」
友人 「私はイラストしか書けないからなあ」
* *
晴美 「ってことがありまして」
望 「普通にいい話じゃないですか」
晴美 「でもそいつ……あの某人気小説家の表紙のイラストを担当してたんです!! それを隠して私の漫画をすごいって言ってたんですよ!!」
どよんど
望 「そ、それは災難でしたね」
晴美 「絶対素人の私をバカにして話を聞いてたんだ!」
千里 「それは違うわ晴美!」
晴美 「千里?」
千里 「彼女は本当にあなたを応援してたのよ! 事実あなたの同人誌を全部彼女は揃えてるわ!」
晴美 「えっ」
千里 「今調べてきたから間違いない。」
晴美 「でもコミケで会ったことなんて」
千里 「流石にあなたに直接会うのは恥ずかしかったらしくて、友達に買わせておいたのよ。で、もう一つ揃えたい本があるからって今度は私が頼まれたわ。最新本を後でちょうだい。」
晴美 「よ、良かったあ!」
可符香 「でも千里ちゃんって晴美ちゃん以外に友達……」
あびる 「可符香ちゃん、しっ」
晴美 「良かった!! こんな嬉しいことはない! 私の好きなカップリングがマニアックではないと分かった時と同じくらい嬉しい!」
マ太郎 「あるじゃないカ、他に嬉しいコト」
可符香 「これで先生、分かりましたよね? 自画自賛話も需要がある人にはあるのです!!」
望 「とはいえやはり自画自賛話は少し迷惑ですよね……考えてもみてください!!」
奈美 「私の名前可愛くない??」
奈美 「えっ今日の私可愛い!!」
奈美 「この人ね、売れる前から私が応援してたから売れたのよ!!」
望 「やっぱりうざい!!」
奈美 「なんで全部私が例なの!!?」
望 「迷惑極まりない自画自賛!! お役ごめんです!!」
晴美 「でもまだ自画自賛の方がマシかもしれない……」
望 「ん? それはどういうことですか、藤吉さん?」
晴美 「だっていつも千里なんて……
自我自産してるんです!!!」
どよんど
望 「自我自産……ですか?」
千里 「ねえ咲ちゃん、晴美の新刊面白いよね」
千里 「うん千里ちゃん。あっそういえば真弓ちゃんは調子どう?」
千里 「うーん……ちょっと微妙かなあ。彼氏とね、最近喧嘩しててえ」
千里 「真弓ちゃんも大変だねえ」
望 「ひっっ!! 本当に自我自産してるっ!?」
千里 「そういえば咲ちゃんの彼氏って先生だったけ?」
千里 「うん。糸色望、絶望先生って言うの!」
千里 「えっ……? 今の聞いた? 真弓ちゃん?」
千里 「うん、録音した。」
千里 「これは殺すしかないよね??」
千里 「処す、処す??」
千里 「処すか!」
千里 「殺し合いだぁぁ!!」
千里 「私が生き残る!」
望 「ひっっ!! 多重人格同士が殺し合いを始めたぁ!!」
千里 「死ね、咲ちゃぁぁぁん!!」
奈美 「私は、奈美ちゃぁぁん!!」
グサッ
千里 「ふふ、咲ちゃんはサヨナラね。次は真弓ちゃんかな?」 ギロッ
望 「えっ……私はそもそもちゃんじゃないですし、真弓ちゃんではありません!!」
千里 「恨むなら先生を恨め!」
望 「私がその先生ですよ!?」
グサッ
あびる 「せっかく自我自産したのにどんどん人格が死んでいく……」
可符香 「これこそ……
自産自消……ですね!」 フッ
晴美 「地産地消みたいに言うな!!」
* *
ペラ……ペラ……
千里 「やっぱり晴美の漫画って面白いよね、咲ちゃん」
千里 「そうだね、千里ちゃん。ついつい購入しちゃうもん」
千里 「そこで話しが合うってやっぱり私たちって友達ね!!」
可符香 「いい話です!!」
マ太郎 「そうカァ?」
可符香 「えっ、それって奈美ちゃんが描いた絵なの!? すごく上手だね」
奈美 「でしょでしょ!! やっぱり私ってば天才!」
可符香 「えっ」
奈美 「特にここのタッチ! 天才すぎじゃない??」
可符香 「うんそうだね……」
ガラッ
望 「なんてうざい自画自賛! 自慢話を聞かされる方はたまったもんじゃありません!!」
奈美 「うざいって言うなぁ!!」
あびる 「でも今のは普通にうざいかな」
奈美 「普通にうざいとか言うなぁ!!」
望 「なんてめんどくさい、かつうざい自画自賛たち!」
・わざと満点の答案を床に落とす
・DMにまで自慢と宣伝をしてくる創作アカ
・人に褒められるの前提論
・再現率高いとか自分で言っちゃう二次創作者()
・野生の久米田って呼ばれたいとか偉そうに言っている()
望 「絶望したぁぁっ! 聞かされる方は苦でしかない自画自賛話に絶望したぁぁっ!!」
奈美 「絶望したぁぁっ! うざい自画自賛話とか言われて絶望したぁぁっ!!」
晴美 「ていうかさっきの羅列ネタほとんど自虐ネタじゃん」
可符香 「でも自画自賛話も、全く需要が無い訳でもないらしいですよ?」
望 「というと?」
可符香 「例えば人の自慢話というか、自分語りをやけに聞きたがる人っているじゃないですか」
あびる 「いるいる。聞き上手というか」
望 「でもそれだって心の中では『自画自賛しちゃってるよ、ウケる!』ってバカにされてるかもしれないじゃないですか!!」
晴美 「むしろ人を下に見て自分を上げて安心するためにしてるとしか思えない!! こないだだって……」
* *
晴美 「私ね、こういう漫画を描いててね!!」
友人 「すごいじゃん! 私晴美のこと尊敬するわ!」
晴美 「へへ、嬉しいな。ありがとう!」
友人 「私はイラストしか書けないからなあ」
* *
晴美 「ってことがありまして」
望 「普通にいい話じゃないですか」
晴美 「でもそいつ……あの某人気小説家の表紙のイラストを担当してたんです!! それを隠して私の漫画をすごいって言ってたんですよ!!」
どよんど
望 「そ、それは災難でしたね」
晴美 「絶対素人の私をバカにして話を聞いてたんだ!」
千里 「それは違うわ晴美!」
晴美 「千里?」
千里 「彼女は本当にあなたを応援してたのよ! 事実あなたの同人誌を全部彼女は揃えてるわ!」
晴美 「えっ」
千里 「今調べてきたから間違いない。」
晴美 「でもコミケで会ったことなんて」
千里 「流石にあなたに直接会うのは恥ずかしかったらしくて、友達に買わせておいたのよ。で、もう一つ揃えたい本があるからって今度は私が頼まれたわ。最新本を後でちょうだい。」
晴美 「よ、良かったあ!」
可符香 「でも千里ちゃんって晴美ちゃん以外に友達……」
あびる 「可符香ちゃん、しっ」
晴美 「良かった!! こんな嬉しいことはない! 私の好きなカップリングがマニアックではないと分かった時と同じくらい嬉しい!」
マ太郎 「あるじゃないカ、他に嬉しいコト」
可符香 「これで先生、分かりましたよね? 自画自賛話も需要がある人にはあるのです!!」
望 「とはいえやはり自画自賛話は少し迷惑ですよね……考えてもみてください!!」
奈美 「私の名前可愛くない??」
奈美 「えっ今日の私可愛い!!」
奈美 「この人ね、売れる前から私が応援してたから売れたのよ!!」
望 「やっぱりうざい!!」
奈美 「なんで全部私が例なの!!?」
望 「迷惑極まりない自画自賛!! お役ごめんです!!」
晴美 「でもまだ自画自賛の方がマシかもしれない……」
望 「ん? それはどういうことですか、藤吉さん?」
晴美 「だっていつも千里なんて……
自我自産してるんです!!!」
どよんど
望 「自我自産……ですか?」
千里 「ねえ咲ちゃん、晴美の新刊面白いよね」
千里 「うん千里ちゃん。あっそういえば真弓ちゃんは調子どう?」
千里 「うーん……ちょっと微妙かなあ。彼氏とね、最近喧嘩しててえ」
千里 「真弓ちゃんも大変だねえ」
望 「ひっっ!! 本当に自我自産してるっ!?」
千里 「そういえば咲ちゃんの彼氏って先生だったけ?」
千里 「うん。糸色望、絶望先生って言うの!」
千里 「えっ……? 今の聞いた? 真弓ちゃん?」
千里 「うん、録音した。」
千里 「これは殺すしかないよね??」
千里 「処す、処す??」
千里 「処すか!」
千里 「殺し合いだぁぁ!!」
千里 「私が生き残る!」
望 「ひっっ!! 多重人格同士が殺し合いを始めたぁ!!」
千里 「死ね、咲ちゃぁぁぁん!!」
奈美 「私は、奈美ちゃぁぁん!!」
グサッ
千里 「ふふ、咲ちゃんはサヨナラね。次は真弓ちゃんかな?」 ギロッ
望 「えっ……私はそもそもちゃんじゃないですし、真弓ちゃんではありません!!」
千里 「恨むなら先生を恨め!」
望 「私がその先生ですよ!?」
グサッ
あびる 「せっかく自我自産したのにどんどん人格が死んでいく……」
可符香 「これこそ……
自産自消……ですね!」 フッ
晴美 「地産地消みたいに言うな!!」
* *
ペラ……ペラ……
千里 「やっぱり晴美の漫画って面白いよね、咲ちゃん」
千里 「そうだね、千里ちゃん。ついつい購入しちゃうもん」
千里 「そこで話しが合うってやっぱり私たちって友達ね!!」
可符香 「いい話です!!」
マ太郎 「そうカァ?」