第29話 ラッキーナンバー ~見ると幸運が訪れる1717~
文字数 1,717文字
「ラッキーナンバー」なるものがある。
人によってまちまちかも知れないが、一般的には「777」だろうか。
ところが、私の場合は「1717」がどうやらラッキーナンバーのようである。
「1717」を目にすると、不思議と……
――何かしら良いことが起こる
そうである。多くの場合、何かしら良い出来事が起こるのである。
どのようなところで「1717」を目にするのかと言うと……
「携帯の時刻表示」
「クルマのナンバープレート」
「レシートの金額や時刻」
などなど、日常の至る所に現れる。
そしてそれが多発することもある。
ある日のこと。
カラオケスタジオのレシートを見ると、退出時間が「17:17」となっていた。
「お!ラッキーナンバー!」
何か良いことがあるかも、と期待する。
その翌日のこと。
ふと、クルマの走行距離を見ると下四桁が「1717」となっていた。
またまた、ラッキーナンバーである。
ところが、さらにその翌日。
友人からメールが来たので、返信して携帯を閉じると、なんと!
「17:17」
これで3日連続である。
こんなこともあるものか、と驚いた!
このように様々な形で「1717」は出現する。
ところが、さらに驚くべき形で出現したことがある。
その日も、すでに2日連続で「1717」が出現していた。
「さすがに、今回は3日連続はないか……」
なぜなら、すでに17時17分を回っていたからである。
となると、当然、レシートや携帯に「1717」が出現する率がグッと下がる。
――まぁ、イイか……
この日は「1717」の出現は気にせず、カフェで小説を読むことにした。
ところが、ところが、である!
この後、とんでもない形で「1717」が出現した!
それは……なんと!
――読んでいた小説の中に現れた!
これには本当に驚かされた!
「マジかぁあ!」
その小説にラジオ周波数の話が出てきた。
なんとも、その周波数が……
――『1717ヘルツ』
というのである!
まさか小説にまで「1717」が出現するとは思ってもみなかった。
3日連続にして、このようなことが起きるとは本当に不思議である。
さすがに、これには驚きを隠せなかった。
そしてこの「1717」を目にした後には、不思議なことに何かしら良いことが起こる。
たとえば、このような出来事があった。
カフェで執筆時のこと。
一段落つき手をとめた。
「うむ、わりと疲れたなぁ……」
大きく伸びをして、そうつぶやいた。
ふと携帯の時刻表示を見ると……なんと!
――『17:17』
ラッキーナンバー出現!
「おぉ、何かイイことあるかも」
そう思い、少し休憩することにした。
ずっと座っていたので少し外を歩こう。
「アイスでも食べてみようか……」
そんなことが、ふと頭に想い浮かんだ。
コンビニに立ち寄り冷蔵庫の中を見た。
「へええ、これ、懐かしいなぁ」
ホームランバーなるアイス。
子どもの頃、暑い夏の日、食べた記憶がある。
なんとなく、それを食べてみようと思った。
会計の後、店先のベンチに座って食べた。
「うむ、美味しい」
あぁ、確かにこの味だ。懐かしい味。
そう思いつつ食べていると……
――ん?
アイスのバーに何やら描かれている。
何だろうと食べ進めると……なんと!
――ホームラン!
『当たり』である!
「おおおっ、マジかぁあ」
大人であってもやはり『当たり』は嬉しい。
しかも、ラッキーナンバー「1717」を目にした直後に起きている。
――『1717』の後の幸運!
ところが、さらに幸運は続く!
アイスを食べ終え、東の空をふと見ると……なんと!
――空に美しく『虹』が掛かっていた!
幸運な出来事の連続である。
なんとも「1717」を目にした後、『アイスが当たり』さらには『空に虹』を見ることが出来たのである!
「こんなことが起きようとは……」
清々しく爽やかな気持ちにさせられた。
ふとした日常に起こる嬉しい幸運な出来事。
このラッキーナンバーを上手く使うと、本当に幸運な出来事に繋がる。
ラッキーナンバーを見かけた時、ふと思ったことを行動に移す。
すると、このような幸運な出来事に遭遇できるのかも知れない。
空に掛かる七色の虹を見上げ、ふと、そんなことを考えた。
それにしても……
――「1717」が幸運を呼ぶとは……
まさに「事実は小説よりも奇なり」である。
人によってまちまちかも知れないが、一般的には「777」だろうか。
ところが、私の場合は「1717」がどうやらラッキーナンバーのようである。
「1717」を目にすると、不思議と……
――何かしら良いことが起こる
そうである。多くの場合、何かしら良い出来事が起こるのである。
どのようなところで「1717」を目にするのかと言うと……
「携帯の時刻表示」
「クルマのナンバープレート」
「レシートの金額や時刻」
などなど、日常の至る所に現れる。
そしてそれが多発することもある。
ある日のこと。
カラオケスタジオのレシートを見ると、退出時間が「17:17」となっていた。
「お!ラッキーナンバー!」
何か良いことがあるかも、と期待する。
その翌日のこと。
ふと、クルマの走行距離を見ると下四桁が「1717」となっていた。
またまた、ラッキーナンバーである。
ところが、さらにその翌日。
友人からメールが来たので、返信して携帯を閉じると、なんと!
「17:17」
これで3日連続である。
こんなこともあるものか、と驚いた!
このように様々な形で「1717」は出現する。
ところが、さらに驚くべき形で出現したことがある。
その日も、すでに2日連続で「1717」が出現していた。
「さすがに、今回は3日連続はないか……」
なぜなら、すでに17時17分を回っていたからである。
となると、当然、レシートや携帯に「1717」が出現する率がグッと下がる。
――まぁ、イイか……
この日は「1717」の出現は気にせず、カフェで小説を読むことにした。
ところが、ところが、である!
この後、とんでもない形で「1717」が出現した!
それは……なんと!
――読んでいた小説の中に現れた!
これには本当に驚かされた!
「マジかぁあ!」
その小説にラジオ周波数の話が出てきた。
なんとも、その周波数が……
――『1717ヘルツ』
というのである!
まさか小説にまで「1717」が出現するとは思ってもみなかった。
3日連続にして、このようなことが起きるとは本当に不思議である。
さすがに、これには驚きを隠せなかった。
そしてこの「1717」を目にした後には、不思議なことに何かしら良いことが起こる。
たとえば、このような出来事があった。
カフェで執筆時のこと。
一段落つき手をとめた。
「うむ、わりと疲れたなぁ……」
大きく伸びをして、そうつぶやいた。
ふと携帯の時刻表示を見ると……なんと!
――『17:17』
ラッキーナンバー出現!
「おぉ、何かイイことあるかも」
そう思い、少し休憩することにした。
ずっと座っていたので少し外を歩こう。
「アイスでも食べてみようか……」
そんなことが、ふと頭に想い浮かんだ。
コンビニに立ち寄り冷蔵庫の中を見た。
「へええ、これ、懐かしいなぁ」
ホームランバーなるアイス。
子どもの頃、暑い夏の日、食べた記憶がある。
なんとなく、それを食べてみようと思った。
会計の後、店先のベンチに座って食べた。
「うむ、美味しい」
あぁ、確かにこの味だ。懐かしい味。
そう思いつつ食べていると……
――ん?
アイスのバーに何やら描かれている。
何だろうと食べ進めると……なんと!
――ホームラン!
『当たり』である!
「おおおっ、マジかぁあ」
大人であってもやはり『当たり』は嬉しい。
しかも、ラッキーナンバー「1717」を目にした直後に起きている。
――『1717』の後の幸運!
ところが、さらに幸運は続く!
アイスを食べ終え、東の空をふと見ると……なんと!
――空に美しく『虹』が掛かっていた!
幸運な出来事の連続である。
なんとも「1717」を目にした後、『アイスが当たり』さらには『空に虹』を見ることが出来たのである!
「こんなことが起きようとは……」
清々しく爽やかな気持ちにさせられた。
ふとした日常に起こる嬉しい幸運な出来事。
このラッキーナンバーを上手く使うと、本当に幸運な出来事に繋がる。
ラッキーナンバーを見かけた時、ふと思ったことを行動に移す。
すると、このような幸運な出来事に遭遇できるのかも知れない。
空に掛かる七色の虹を見上げ、ふと、そんなことを考えた。
それにしても……
――「1717」が幸運を呼ぶとは……
まさに「事実は小説よりも奇なり」である。