第11話 全身を貫く驚愕の火柱体験 ~信長にまつわる体験01~
文字数 1,364文字
先日、「運命的な電流」の話を書いた。
ある女性と出会った時に、あたかも雷に撃たれたかような電流が身体中に走った。
自分の運命と深く関わる出来事と遭遇すると、身体に電流が流れるという……
あの「運命のビビビ(第6話)」の話である。
そのような身体中に電流が流れる体験を、じつは、もう一度体験している。
この時の、電撃はさらに強烈だった。
これは、名古屋に住んでいた時のこと。
名古屋に大須観音という寺がある。その寺の広場で行われた音楽イベントが終了した後の出来事だった。
イベントが終わったので、私は帰ろうかと思ったが、「せっかく大須に来たのだから」と、少し大須の街をふらつくことにした。
――ところが、ここで奇妙なことが起きた……
心が急に、モヤモヤ、モヤモヤと、し始めたのである。
もちろん、心がモヤモヤすることは、たまにはある。
しかし、この時のモヤモヤは、異様なほどに大きく心が妙に『ざわつく』のである。
「あぁ、何だ…‥この、モヤモヤは……」
これほどまでに大きなモヤモヤは、体験したことがない。
どうして、急にこれほどまでにモヤモヤし始めたのか理由も判らない。
なんだか気分も重く、足取りまでもが重くなってきた。
――一体、何が起きているのだろうか……
ただ、何となく足が自然に動くような感覚があったので、その感覚に身をゆだねてみた。
すると、力なくではあるが、私の足は何処かへ向かい始めた。
「俺は一体どこへ向かっているのだろうか……」
そんなことを考えつつ、足が自然に動く方へと歩を進めた。
すると、ある場所に辿り着くと、そこで、ピタリと足が止まった。
――どうして此処で足が止まったのだろうか……
そう思いつつ、ふと目の前を見ると、そこにはこう書かれていた。
――『信長神社』
そして、その時であった。
――えええっ!!
信じられない程の、強大な電流が身体中に流れた。
まるで天から巨大な火柱が降りて来て、身体を貫かれたかのような感覚である。
大きく「バチバチバチ」と音が聞こえるかのような電流が全身に走った。
そして、それと同時に、あれほどまでに重たかった心がスッと軽くなった。
それは、まるで湖上の深い霧が晴れていくようであった。
これには心底驚いた。
本当に「バチバチバチ」と音が聞こえたかのような電流が身体に流れたのである。
とても不思議な体験だった。
どうして、この信長神社で、このようなことが起こったのかは定かではない。
しかし、その後、叔母から1つの興味深い話を聞いた。
なんでも私の先祖は武士であり、信長軍として信長と一緒に戦っていたというのである。
また、私の身内の先祖は「本能寺の変」で、信長と共に天に還ったとのことだった。
叔母が言うには、うちの家系は信長とは縁が深いというのである。
なるほど。私の先祖と信長は、実際に関係があったわけである。
そのことと、私が「信長神社」の碑の前で、巨大な電流に撃たれたことと、何かしら関係があるのかも知れない。
この体験は私にとって忘れられないものとなった。
――信長が私に何かを伝えてきたのだろうか……
ふと、そんな考えが脳裏をよぎった。
ところが、その後、それを裏付けるかのような、さらなる信長に関する不思議な現象が起こる。
それにしても、『信長神社』の前で……
あれほど強大な電流が全身に流れるとは……
まさに「事実は小説よりも奇なり」である。
ある女性と出会った時に、あたかも雷に撃たれたかような電流が身体中に走った。
自分の運命と深く関わる出来事と遭遇すると、身体に電流が流れるという……
あの「運命のビビビ(第6話)」の話である。
そのような身体中に電流が流れる体験を、じつは、もう一度体験している。
この時の、電撃はさらに強烈だった。
これは、名古屋に住んでいた時のこと。
名古屋に大須観音という寺がある。その寺の広場で行われた音楽イベントが終了した後の出来事だった。
イベントが終わったので、私は帰ろうかと思ったが、「せっかく大須に来たのだから」と、少し大須の街をふらつくことにした。
――ところが、ここで奇妙なことが起きた……
心が急に、モヤモヤ、モヤモヤと、し始めたのである。
もちろん、心がモヤモヤすることは、たまにはある。
しかし、この時のモヤモヤは、異様なほどに大きく心が妙に『ざわつく』のである。
「あぁ、何だ…‥この、モヤモヤは……」
これほどまでに大きなモヤモヤは、体験したことがない。
どうして、急にこれほどまでにモヤモヤし始めたのか理由も判らない。
なんだか気分も重く、足取りまでもが重くなってきた。
――一体、何が起きているのだろうか……
ただ、何となく足が自然に動くような感覚があったので、その感覚に身をゆだねてみた。
すると、力なくではあるが、私の足は何処かへ向かい始めた。
「俺は一体どこへ向かっているのだろうか……」
そんなことを考えつつ、足が自然に動く方へと歩を進めた。
すると、ある場所に辿り着くと、そこで、ピタリと足が止まった。
――どうして此処で足が止まったのだろうか……
そう思いつつ、ふと目の前を見ると、そこにはこう書かれていた。
――『信長神社』
そして、その時であった。
――えええっ!!
信じられない程の、強大な電流が身体中に流れた。
まるで天から巨大な火柱が降りて来て、身体を貫かれたかのような感覚である。
大きく「バチバチバチ」と音が聞こえるかのような電流が全身に走った。
そして、それと同時に、あれほどまでに重たかった心がスッと軽くなった。
それは、まるで湖上の深い霧が晴れていくようであった。
これには心底驚いた。
本当に「バチバチバチ」と音が聞こえたかのような電流が身体に流れたのである。
とても不思議な体験だった。
どうして、この信長神社で、このようなことが起こったのかは定かではない。
しかし、その後、叔母から1つの興味深い話を聞いた。
なんでも私の先祖は武士であり、信長軍として信長と一緒に戦っていたというのである。
また、私の身内の先祖は「本能寺の変」で、信長と共に天に還ったとのことだった。
叔母が言うには、うちの家系は信長とは縁が深いというのである。
なるほど。私の先祖と信長は、実際に関係があったわけである。
そのことと、私が「信長神社」の碑の前で、巨大な電流に撃たれたことと、何かしら関係があるのかも知れない。
この体験は私にとって忘れられないものとなった。
――信長が私に何かを伝えてきたのだろうか……
ふと、そんな考えが脳裏をよぎった。
ところが、その後、それを裏付けるかのような、さらなる信長に関する不思議な現象が起こる。
それにしても、『信長神社』の前で……
あれほど強大な電流が全身に流れるとは……
まさに「事実は小説よりも奇なり」である。