ＯＬＩＭＰＩＣ

最近、あまりテレビを見ていないせいか、あと何日で開会式とか、オリンピックを開催することの是非とか、そういう情報についていけてない。

カレンダーで赤印だった今日が平日になったことも、ちっとも知らなかった。

社会で起きていることに対して、無頓着、無責任過ぎるかもしれないが、ニュースやワイドショーなど見れば見るほど、気持ちが沈むばかりで見ないようにしていた。

オリンピック開催の是非については、ずいぶん前は中止か延期になるものだと思っていた。だから「やるんだ」と、驚いた。
「やる」となって、開催が近付くにつれ、「どうせならやり切ってほしい」という気持ちになっている自分にも驚く。

コロナ禍で、制限は当然ある。
開催に踏み切ったことが、お金がらみなのか、政治がらみなのか、私にはわからない。

でも、その日のために切磋琢磨してきた選手のみなさんに、せめて、本番だけは少しでも色んなことを考えずに、ここまでの日々を出し切れる状態を、少しでも……と思ってしまった。

我が家は私以外、運動が好きで、私も自分は運動音痴だからできないけど、スポーツを応援することは好きだ。

その日のために、どれだけの努力を積み重ね、肉体も精神も高めて臨むのか、ということは、側で見ていてわかる。張り詰めて、みなぎって、積み上げてきたものをその本番に出し切ってほしい。

世界の一流選手の皆さんの努力はどれほどのものだろう。
そこにお金やいろんな思惑が絡んで、純粋にスポーツを追求するだけではないのかもしれない。
そんな中で、自分を見失わず、飲み込まれずいるという努力も常に付き纏うのではないかと思う。

コロナ禍、色んな意見がある中で開催される。

私は気の毒に思う。

せめて、その時だけは、それまでの日々を惜しみなく発揮できる舞台であってほしいと願ってしまう。

テレビでオリンピックを見るかどうか、わからない。
いつもなら、各局のオリンピックテーマ曲ががんがん流れて、それぞれの熱量が伝わっていやでも盛り上がってしまう時期だろうけど、そんなことも全くない。曲も一曲も知らない。現状を鑑みて、テーマ曲もないのかな。そんなことないよね……。私が知らんだけ？

そもそもコロナ関係なく、オリンピック自体がよいのか、悪いのか、という問題になってくる。

その日に向けてがんばってきた選手に罪はない。

と、思ってしまった……。