あと何回

文字数 1,821文字

 夏休みが終わりました。
 今年はいつも以上にあっという間に感じます。

 わいわいがちゃがちゃ ややこしいけれど、こども達とあとどれだけこんな時間を一緒に過ごせるかと思うと、夏休みが終わってほっとした気持ちと、さみしい気持ちと……。

 コロナ禍で旅行や海に行ったりはできず、スポーツスクールの合宿も中止になりました。「これ!」という思い出のない夏休みかもしれないけど、できる範囲で楽しく過ごし、大きな怪我もなく元気いっぱいに過ごせてありがたいです。

 テレビの『徹子の部屋』にV6の三宅健さんが出演されていました。
 もう42歳になられているのですね。
 和服姿が麗しい。

 V6は26年間、メンバー誰ひとり欠けることなく6人グループとして活動されてきました。
 それってやっぱりすごいことだと思うんです。まだ若いころから、誰ひとり「辞める!」とか「辞めなさい」とならずに、みんなでここまで来られるのは並大抵のことではないと思います。
 仲がいいグループなんだなぁというのはもちろんですが、互いに尊重し合い、グループを大切にされてきたんだろうなぁと思います。

 最年少の岡田准一さんと最年長の坂本昌行さんでは9歳の歳の差があり、デビュー当時は岡田さんが中学3年生でまだ誕生日前の14歳、坂本さんが24歳だったそうです(一応調べたのですが、もし間違いがあればご指摘お願いいたします)。

 そんな歳の差のあるグループ、若者チームと年長者チームの橋渡し役を井ノ原快彦さんが担われていたとのことです。

 今年の11月1日に解散されることが発表されています。

 同じジャニーズのグループのファンとしてV6のみなさんを見ていて(私はHey!Say!JUMPのファンです)、こんなにファンに愛されているグループはなかなかないなぁ……と思います。

 どのグループもたくさんの愛で応援されているのですが、やっぱり「結婚」などの報道があると、それなりにふつふつと湧き出すものがあるように思います。
 でも、V6のみなさんは祝福に包まれているように感じました。グループとしての年季によるところも大きいのかもしれません。

 私には見えなかっただけで、ファンのみなさんにはいろんなお気持ちがあったのかもしれませんが……。

 今日の三宅健さんのお話で印象に残ったのは、「メンバーにどんな思いを持っていますか?」という徹子さんの質問に対して
「黙って一緒にいても気にならない、会話がなくても一緒に過ごせるようなそんな仲です」
 とお話されていました。

 私は学生のころ、近所の喫茶店でアルバイトをしていました。
 そこに来られるお客さま、恋人かご夫婦か……、コーヒーを飲みながらそれぞれ本を読んだり新聞を読んだり、なにを話すでもなく時間を過ごされているのを見て「私も将来、こんなふうになりたいなぁ」と思いました。

 それを友人に話したら「えーっ! そんなん、なんかさみしいやん! 話すことがないから話さへんのじゃないの?」と言われ、人によって捉え方はそれぞれなんだなぁと驚いたことを、三宅さんのお話を聞いて思い出しました。

 友人はそこは譲れないという感じだったので、一緒にいるからには話したりコミュニケーションを取りたいタイプなのかもしれないですね。仲がいいからこそ会話が途切れないというか。
 それももちろん楽しいし、すてきです。

 私は、心許せるひととなら、なにも話さなくても一緒にいられて、その時間がとても愛おしいと感じます。
 楽しい会話も大好きですが、会話が途切れたときに「なにか話さないと……」と気を揉まなくていい関係が安心です。

 ひとそれぞれ、いろんな感じ方があるのだろうなぁと思います。

 久しぶりに子どもが朝から学校に行き、長男はお弁当持ちでそのまま部活です。次男はお昼ごろに帰ってきて、ご飯を食べてまたすぐ遊びに出かけました。

 こんなに長い時間ひとりでいるのは久しぶりな気がします。
 今日こそ、白髪染めをしようと思っていたのですが「また明日でいいか」と先延ばし癖がニョキニョキ出てきています。
 コロナのおかげで、セルフカラーができるようになりました。
 でもやっぱりめんどくさいです(^_^;)

 庭の椿の枝に、蝉の抜け殻がたくさんついていました。わが家の土の下で、何年も過ごしていたのかなぁ……ドタドタギャーギャー、ずいぶんうるさい家のそばで大変だっただろうけど、無事に羽化できてよかったなぁと思いました。

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