第31話 歴史のとびら その1 久々のオタ会

文字数 1,609文字

11月1日 ファーストデイ
Hey!Say!JUMPの山田涼介君が出演している映画『燃えよ剣』を観てまいりました。


主演は先日11月1日に解散したジャニーズの先輩、V6の岡田准一くんです。
偶然ですが、V6が26年の活動に幕を下ろした日にこの映画を観ました。

私はいつもファーストデイやレディースデイの割引を利用して映画を観に行きます。1800円が1100円になるのはしがない主婦にとってはありがたいのです。
 
いつものオタ仲間3人で朝の10時に待ち合わせ。
まずは映画館の近くにあるカフェでオタトーーーク。
もう笑ってしまうぐらい、ホントにJUMPごとばかり一時間半ぐらい喋り続けていました。
緊急事態宣言が出ている間はオタ会を自粛していたので、3人で集まるのは久しぶりです。

3人とも子育て中の主婦。年齢もほぼ同じ。
YちゃんとKちゃん。こどもの活動を通して知り合ったお友達です。

ふたりともはじめは、私が「Hey!Say!JUMP♡ Hey!Say!JUMP♡」と言うのを半分呆れながら聞いてくれていました。ある日気がつけば私よりも沼深なオタクに……。

布教活動の成果?! ジャニーズにまつわる話に少しでも興味を示した(と私が勝手に察知した)人にはコンサートのDVDを「観てみて♡」とお貸しします(ほぼ無理やり)。お気に入りのシングルCD(初回限定盤のDVD付き)は複数枚購入し、なにかお礼をしたいときに贈ったりもします(なぜこれを私に…? というのが一般的な反応)。私的には、とにかく彼らが歌って踊る姿を見てもらえればその魅力が伝わると思うのです。
なのですが、みんな「ありがとう〜」とにこやかに社交辞令的な感想を言ってくれるだけで終わりでした。

だからYちゃんとKちゃんもそうだろうなと期待していませんでした。
 
ところが、気がつけばYちゃんKちゃん「実は私も……」と沼に片足つっこんでいたのです。そしてみるみるうちに沼る沼る……。
びっくりしました。うれしかったです。

こんなに身近にオタ仲間ができて、オタ活がさらに楽しくなりました。

Yちゃんはいのちゃん(伊野尾慧くん)とゆ〜やん(髙木雄也くん)推し、Kちゃんは脇目も振らない薮くん(薮宏太くん)推し、私は大ちゃん(有岡大貴くん)推しです。

山ちゃん(山田涼介くん)推しは誰もいないのですが、Hey!Say!JUMPファンのほとんどの人は山ちゃんのことが、もう前提としてすきです。だと思います。
山田涼介は我らが誇る不動のエースなのです。

今回はKちゃんの「『燃えよ剣』観に行かへん? 山ちゃんの沖田総司が泣けるらしいよ……」というお誘いで久々のオタ会が叶いました。

JUMPメンバーが出ている映画を全て観ているわけではありません。後でDVD化されてからレンタルショップで借りて観たり、テレビ放送で観たりするものもあります。

YちゃんとKちゃんとオタ仲間になるまで、私はJUMPの映画を観に行くときは、ひとりで観に行ったり、JUMPファンではない友達を誘って観に行ったりしていました。

いつもこどもが学校に行っている平日に行くので、たいていガラガラでした。
私と同じくらいの年齢の女性が数人、チラホラと座っているぐらいでした。

『燃えよ剣』はけっこうなお客さんが入っていました。男性の方もたくさんおられました。

年齢層も高く、歴史好きな方が観に来られているのかな〜と感じました。

年齢層と言えば、先に腹ごしらえをしたカフェ。朝の10時に行ったのですが、ご年配のお客さんでいっぱいでした。
午前中のカフェはガラガラですいているイメージだったのですが大違い。
ひとりで来られている方や、グループで来られている方。みなさん溌剌として楽しそうです。朝のカフェがこんなに賑わっているとは知りませんでした。
 
その中に混ざって、散々オタトークに花を咲かせた私たち。
「あ、そろそろ映画の時間」
と、映画館へ移動しました。

 〈つづく〉
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