第2章第3章 間の小話

文字数 519文字

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 『接ぎ木』という言葉を知ったのは実はつい最近のことでした。はじめは『接ぎ木』の意味がさっぱりわからなくて、説明を何度も読み返してしまいました。だって違う木にくっつけるんですよ? それで育つだなんて、嘘みたいじゃないですか。しかもリンゴの木は全部そうだなんて、びっくり仰天ですよ。
 同じ木の中でも接ぎ木に旅立つ枝もあれば、もとの木に残って実をなす枝もあるわけです。当然接ぎ木になる枝は接ぎが上手くいかなければ枯れてしまうケースもあります。そのリスクを負ってでも生まれた場所から飛び出して挑戦する姿を、今回彼と重ねてみたわけでした。いかがでしたでしょうか。お味はだいぶ甘かったでしょう?(笑)

 兼定くんの枝には、どんな実がどのくらいなるのでしょうね。楽しみです。……って彼が主人公ではないはずなのですが。というわけで今一度『ヴァンドゥーズ』に焦点を戻しまして〈ドタバタ二号店編〉の第3部へと、お話は続いてゆきます。

 ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。第3部以降もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 小桃 もこ


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