書斎会議 3-(1)~お説教~

文字数 378文字

Lunch(昼食) has() been(午後) rescheduled(一時から) for() 1():00() p().m(した).」


 部屋でファイルを読んでいれば、ナディヤとニーナが現れる。

 何かの報告に来たらしい。彩那は反射的に身がまえる。
 
 これまでのことで印象は悪い。また何かやらかして笑いのエサにされるのは嫌だ。

Lunch(昼食) has() been(午後) rescheduled(一時から) for() 1():00() p().m(した).」

 聞き取れていないと思ったのか、今度はややゆっくりと同じ文言がくり返される。

 彩那は注意深くヒアリングし、ごていねいに添えられたジェスチャーを凝視する。

 親指と人差し指が立てられている。

 単語から察するに、昼食の時間が変更になったらしい。


――たしか親指一本で『1』だったよね


 立てられる指が増えることで、数字も比例するとのことだった。

 ミハイルから教えられたことを思い出しながら「オーケー」と答えた。
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