第43話:集中豪雨と超大型台風2

文字数 1,707文字

 また、高潮を意味する現地語がなく事前情報としてメディアや防災関係者は殆どの現地住民が意味の分からなかった英語の「ストーム・サージ」を、そのまま使って警告したため、不十分な避難情報と言葉の壁や住民の防災に関する意識の低さが台風被害を拡大させたとの情報もある。
11月10日、レイテ州の警察は台風の進路にあった住宅や構造物の約70~80%が破壊され、死者が1万人に達するとの推定を発表。

 また、レイテ島西部のオルモックでも建物の90%が全半壊するなどの被害が出た。被災地を訪れた国連関係者は、2004年スマトラ島沖地震以来の被害と述べた。11月11日、フィリピン政府は、総人口の1割に当たる約967万人が被災したと発表。タクロバンでは食料や金銭の略奪が発生したことから、ベニグノ・アキノ大統領は、非常事態宣言を発令した。

 高潮の被害を受けたタクロバン空港は、同日に小型機限定で運用を再開したが、避難を求める地元住民が殺到するなど混乱した。11月12日、レイテ島における被災者による略奪などで、急速に治安が悪くなっていることを受けて、マル・ロハス内務自治大臣は、タクロバンに夜間外出禁止令を発令、フィリピン陸軍の装甲車両を派遣して、略奪や強盗を最大限抑え込み、治安回復を図って、災害救援を加速させる方針を発表。

 また、刑務所の壁が壊れたため、フィリピン全体で181人の受刑者が刑務所から脱走。11月17日迄に、フィリピン国家警察は45人を拘束した。その後レイテ島では、食料や水の不足に加え治安の悪化から、島外に脱出しようとする市民が急増。フィリピン海軍は、被災者のうち、希望する者を輸送艦でセブ島など比較的安全な地域に運んだ。しかし、フィリピン海軍の艦艇には、大規模な輸送に使える艦は少なく被災者の輸送は進んでいない。

 なお、死者数についてアキノ大統領は11月12日のCNNのインタビューで2千から2.5千人になるとの見方を示し、警察発表の死者1万人との推定を修正したが、国連人道問題調整室はフィリピン政府の報告として13日時点で4460人と発表。一方、フィリピン国家災害対策本部は死者数を3631人と発表するなど、情報は混乱した。

 フィリピン国家災害リスク削減管理委員会による、その後の集計では11月22日時点で死者5千人を突破し、台風襲来から2ヶ月余が経過した2014年1月14日までの集計で死者6201人、負傷者28626人、行方不明者1785人、被災者数1600万人以上。家屋114万戸余が倒壊などの被害を受けインフラや農業・漁業などへの被害総額は366億ペソ以上「約854億円」に達した。

この事からも地球温暖化対策は、お題目を唱えているだけでなく目に見える炭酸ガスは排出量の削減など具体的な成果をあげないと、とんでもない事になる事が証明された。2013年12月27日にソフトバンク株、9300円で20万株を18.6億円で売却し115760万円の税引き後利益を得た。合計185440万円の利益を得て2014年1月5日に15億円を東北大震災の被災者向けの援助金として送った。

 2014年1月5日、一美が食べたものを吐いたというので、念のため産婦人科を受診すると妊娠がわかり、予定日が2014年6月12日だと言われた。 6月10日に、以前お世話になった産婦人科病院に入り、6月12日の早朝、一美の2人目の子供が生まれ、その後、矢島次子と名付けた。2013年の終わりにギニアから広まったエボラ熱は、あっというまにリビリヤやシエラレオネなど隣国へ広がり2014年1月には西アフリカへ拡大した。

 このような大規模な発生は人類の歴史上最悪と言える。世界保健機関の発表によると11月までに1万6千件の発症が確認され、7千人の死者がでたと報告された。4月2日から5月12日にかけて、インドで10回に分けて実施された第16次連邦下院選挙は8億1500万人が投票に行くというインド史上最大の総選挙となった。投票終了から4日後インド自民党の主導権を握るナレンドラ・モーディー氏がインド自民党が議席の60%を獲得したとし圧勝を宣言した。
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