第18話:家の新築とシティバンクを紹介

文字数 1,601文字

 2002年の1月から工事を始め、2002年9月、完成する予定で、徳川泰平と志保さんが140平米の家に、斉藤友和さんと茜さんが100平米の家と入居することにした。その他、泰平の車の買い換えや、電化製品、ベッド、家具などを入れると、1億円の費用がかかった。茜さんが、こんな立派な家に住めるなんて夢見たいと言った。

 すると志保さんが茜さんに、もし旅行できるとしたら、どんな所へ行きたいと聞くと、まず、温泉にゆっくり入りたい。次に見たこともない素敵な綺麗な花を見てみたい。そして花をあしらったドレスを着た美人と可愛い子供のパレードを見物したいと言い、まー、夢の様な話だけどねと、寂しそーに笑った。そして、2001年が終わり、2002年を迎えた。

 その後、一番寒い、2002年2月3日に、また、高田善平から電話が入り、ちょっと相談したいことがあると言うので土日なら、会えると答えると、土曜に、浦和駅前のレストランに11時半と言われたので行ってみると、君の言うとおり、昨年から、日本株の下げは、きつくて、大変だといい、それにしても君たちは、良いときに、売ったねと笑った。

 私なんか、売るに売れない塩漬け株が多くて、頭が痛いよと言った。そして、昼食を注文して食べ終わると、ところで今日の用件は、太平君と、お父さんが、シティバンクのゴールドメンバーになったんだってねと言い、そこで、シティバンクの感想は、どんなものなのか聞きたいと言った。続けて、メリットあるかと聞かれ、あると答えた。

 すると、どんなところと聞くので日本では買えないようなヘッジファンドやファンド・投資信託を数多くの種類を取りそろえている事。また外貨預金をシティバンクの海外支店で高金利通貨の5年定期預金として高金利の預金を作れる事、また入会、紹介の時のサービス品が良くて、勉強会も豪華ホテルで昼食付きだと伝えた。

 すると、ヘッジファンドって、どこのと聞くので、M社というと、あの世界一とも言われる、イギリスのM社の商品も取り扱ってるのかと驚いていた。日本では、手に入らず、友人の中には、香港や、シンガポールへ言って、エージェントに手数料を払って、買っている人もいるくらいだと言った。そりゃすごいねと言った。

 ところで、大宮に住んでる、須賀川治という友人がいてね。彼も、同じヤフーで、同じ日に、4株を売って10億以上儲けたらしいと言った。それを聞いたときに、まさか、タイムトラベルして、最初に会った須賀川肇の親類かもしれないと驚いた。そこで、泰平が、須賀川肇という人は親戚にいますかと聞くと、それは、私のお父さんだと、教えてくれた。

 なんで、あなたが、須賀川肇を知ってるのですかと聞くので須賀川家と言えば、埼玉、大宮では、地元の発展のために多くの寄付をしたり慈善事業を企画したりして、以前、新聞か週刊誌で、そんな記事を見た気がしただけというと、そうなんだ地元に貢献してくれる偉い人なんだと言った。2001年3月13日土曜日、泰平は、シティバンク大手町支店で待ち合わせた。

 そこで会って高田善平さんのゴールドメンバーの入会の手続きと徳川泰平の紹介の手続きを取った。高田さんが、いろいろ質問したい様だったので、お先に失礼した。2002年春が訪れ、4月も終盤を迎え一斉に桜が咲きだした。家の近くの川のほとりの桜も満開で今が最高の花見シーズン。翌週、自転車でその川沿いを走ると桜吹雪で、川に、そのピンクの花が落ちていた。

 少しすると今度は山桜が咲いてくる良い季節だ。5月になると、多くの所で、お祭りが始まり、車で出かけ家族5人で5月3日と5日に、春日部市の郊外、埼玉県北葛飾郡庄和町の広い江戸川の河川敷で、行われる祭りだ。正式には、日本三大凧祭りの1つ春日部の「大凧あげ祭り」この日は、晴天に恵まれたものの、時折吹く風が弱く、100人の引き手が、風を待った。
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