第39話:ラスベガス旅行2

文字数 1,614文字

 マンダレイベイホテルは外壁が金色に輝きアメリカ的、成金趣味というか徳川泰平には不評だった。それにひき換えフォーシンズンズホテルは高級感あふれ内装も良くホテル内は、静かで、さすがだと、思わせた。マンダレイホテルの北の向かい側にピラミッドの形をした有名なルクソールホテルがあったが、その姿を見て義理の母の茜さんが思わず縁起でもないアメリカ人のセンスを疑うと発言したのを聞いて大笑いした。

 もちろん入りたくないというので通り過ごした。その北隣のエクスカリバーホテルを見て安っぽいモーテルだというと、なる程、そう見えるかと徳川泰平が笑いを押し殺しながら言った。もちろん、ここも素通りニューヨーク・ニューヨークホテルも品がないねと言いMGMグランドホテルを見て何て大きいのと驚いた様に言った。そこからモノレールにのってパリスへ行きたいというので、パリスホテル近くの駅で降りた。

 そして、ラスベガスのメインストリート出ると、ちょうど道の反対側のベラージョホテルの噴水ショウが始まり、それを見たいと道を渡り、噴水が音楽に合わせて踊るような様を見て、素敵じゃない、こう言う上品なショーがいいねと、茜さんが言った。パリスホテルを見て、これエッフェル塔じゃないかといい、良くフランス人が怒らないね、偽物を作っちゃ駄目だねと言った。

 フランス料理のバフェって書いてあるけど興味あるねと言い昼食はパリスのバフェをいただく事にした。もちろん行列が出来ていて12時半にテーブルについて好きな料理を選んで持ってくるシステムだった。お盆に好きな料理を持ってテーブルに戻ってくるとテーブルを見て、なんだ、こんなに小さいのかと言い、これじゃ、日本の安い、ファミリーレストランみたいだねと、ちょっとがっかりしたようだった。

 昼食を終え、道を北上すると、左手にシーザースパレスが見えて、格好いいビルだねと言い、そのホテルに入っていった。すると、志保さんが、茜さんに、素敵なショッピングモールを見つけたと言い、そちらの方へ歩いて行くではないか、男性達が、その後を追いかけるようについていった。茜さんが、映画で見た古代ローマみたいねと笑った。ざっと見ただけで、買い物はしなかったので、泰平は、内心、喜んだ。

 今度はホテルに入ると、南国の密林みたいに多くの南国の木が、うっそうと茂っていて、異次元の世界に迷い込んだようだった。その後、フロントを見ると、なんと壁が大きな水槽になってるではないか。 その後、シアターで、ベッドミドラーの歌謡ショーが、行われると書いてあり、泰平と志保さんが、2人で行きたいねと話した。

 そうして、また歩いて、巨大なベネシアンホテルを見て、また、でかい建物だねと茜さんが驚いていた。ちょっと入って見ることにした。ホテルのロビーに入ると、天井にフラスコ画がいっぱいあり、超豪華、廊下の天井もアーチ状になって、多くのフラスコが描いてあった。その長い廊下を入っていくとカジノを通り、さらに進むと、そこは、ベニスの町と言った感じで、川が流れ、運河をゴンドラが通っていた。

 町並みもベニスと言った感じでサンマルコ広場まである。とてもホテルの中とは思えない。ベネシアンホテル恐るべしといった感じだった。ホテルに戻ったのは16時過ぎだった。4人とも疲れたの仮眠した。その後、18時半に義理の両親に「美女と野獣」のミュージカルを見に言ってくると伝えてホテルを出て行き徒歩20分で会場に入りした。その後、約2時間のミュージカルを見た。

 すっかりお腹が空いたので、そのホテルのレストランで、遅い夕食をとり22時過ぎにホテルに戻って寝た。翌朝は9時過ぎに起きて朝食に行き、今晩、このホテルでシルクドソレイユのショーがあるけれど行かないかと誘うと、このホテルの中なら行きたいと言うので4人分のチケットをフロントに行き買ってきた。それは19時から21時までのショーだった。
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