第25話:今後の夢をかなえよう

文字数 1,587文字

 すると、茜さんが、お花のきれいな所へ行きたいと言った。海外旅行なら一度、ハワイでのクルーズのテレビ番組を見て感動したから行きたいと言った。 最初は、ハワイ、次は、暑いときにアラスカクルーズ、寒いときには、カリブクルーズ、死ぬまでに一度、地中海クルーズにも行ってみたいねと言った。良く知ってますねと、泰平が告げた。

 実は衛星放送で世界のクルーズ旅という番組をやっていて大好きな番組で見てるだけでも行った気になり幸せな気分になれたんだよと笑いながら言った。わかりました是非、実現しましょうと、泰平が力強く断言した。最初、ハワイクルーズに行きましょうと言うと、奥さんの茜さんが、宜しくと言い、費用は、自分達で出せるからと両親に言った。

 調べると2006年4月12日から4月20日のクルーズがあり電話して実の両親の予定を確認してからインターネットの格安クルーズサイトで予約した。2006年4月9日に日本を出発して、4月23日、日本に戻る航空券を予約した。4月8日に、泰平の車で、両親を乗せて、成田空港へ行き、駐車場に車を入れて、鍵を預け、成田空港のラウンジに入った。

 以前、シティバンク・ゴールドメンバーになった時に作ったゴールド・クレジットカードで使えると父に教えた。すごいねと言い珈琲、紅茶、ビスケット、パンも無料なんだと言い、雑誌も新聞もありソファーも完備してあると驚いた。その後、出発2時間前に搭乗手続きを終えた。また、ラウンジで、ゆっくりとして出発1時間前に成田空港の搭乗口からジェット機のビジネスクラスへ乗り込んだ。

 茜さんが、すごい大きな椅子ですねと言った。飛び立つと直ぐに仮眠し始め食事のアナウンスで目が覚めた。そして早朝のホノルル空港に到着しタクシーに乗り込んでヒルトン・ハワイアン・ビレッジと言うとタクシーの運転手さんが了解と言い出発した。数分後、右に見えるのがアロハタワーで、その後ろにホノルル港があり、そこから、アメリカ、カナダ、タヒチ、ハワイ4島にクルーズ船が出ていると教えてくれた。

 その先に右側にヨットハーバーが見え多くの大きなヨットが並んでいた。その先に行くと右側に大きな公園に多くのテニスコートがあり、そこがアラモアナ市立公園だと教えてくれた。もう少し先に走ると左手に大きなショッピングセンターが見え、そこが、アラモアナ・ショッピングセンターだと言った。少し運河の橋を越えると、ここからワイキキだと言いデラックスなホテルばかりだと、にこやかに語った。

 その直ぐ先を右に曲がりヒルトン・ハワイン・ビジッジの前で、下ろしてくれた。精算を終わると、ありがとう、楽しい旅をと言って去って行った。4月10日からヒルトン・ハワイン・ビレッジに2泊して4月12日にタクシーでアロハタワーの裏のホノルル港に行く予定を立てていた。 4月10日は、早朝の到着でホテルでシャワーを浴びて、仮眠して十分に休んだ。夕方、アラモアナショッピングセンターへ行きウインドウショッピングをした。

 小物類を見て回ると茜さんが、気に入った商品を買った。素敵なレストランで夕食をとりホテルに戻った。4月11日はホノルル半日観光のバスでパンチボール、マノア渓谷を見て回り、夕方ホテルに戻り、翌日からのクルーズへ持っていく荷物を大きなカバンに入れて、準備をして寝た。翌日は10時過ぎにタクシーでホノルル港へ行き乗船手続きをして16時過ぎに乗船した。

 しばらくして避難訓練の知らせが入り全員が避難用ボートの近くで模擬避難訓練をして万が一の時のために備えた。その後、大きな船を女房と両親で探検して歩いた。その甲板の大きさに驚き朝の散歩に出ようと約束した。レストランも多く図書室の様な所に任天堂、ソニーのゲーム機械、トランプなど、多くの遊び道具と数多くの本があり、その中には、日本語の本もあった。
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