第6話:遙か未来へ、過去の株価データ入手

文字数 1,787文字

 しかし、何か、みんなの服装が違う気がしてならず、事務室の時計を見ると、2018年12月24日、午後20時50分だった。冷や汗が出るほど驚いたが、素知らぬ素振りで、事務室を出た。心の中で、41年先の未来だと、つぶやき、頭の中で、そうだ、現在の株価、貴金属、原油、為替のデータを調べようと、考えた。

 そうして街に出ると若い人達が多くカラオケへ行こうとか今日は大いに飲んで騒いでネットカフェに泊まろうと話している声が聞こえた。そこでカラオケって何、ネットカフェって何と聞くと不思議そうな顔して、そんなことも知らねーのかよとからかわれ教えてもらった。何か薄い筆箱のような奇妙な折りたたみの細長い物の片方を耳に当てていた。

 そして、もう片方の下の方を口に当てて話したり開いて本当に小さな画面を見たりしていたので、それ何と聞くと冗談だろと大笑いした。スマートフォンと言ってインターネットに繋がっているから電話したりパソコンの様に情報を見たり、調べものもできる便利なものさと教えてくれた。インターネットって何と聞くと世界中のデータを瞬時に呼び出せる便利な物さと教えてくれた。

 最後に、お前の冗談、面白いなとからかわれ吉本興業の売れない芸人のコントの練習かと、大笑いされた。えー、そんなものですと、適当に答えておいた。その中でもネットカフェが一番興味があったので、近くの店の人にネットカフェの場所を教えてもらうと神田へ行けと言われた。

 東京駅から神田駅の周辺を探そうと歩くと東京八重洲口の2階のネットカフェGGを探して、個室があり人に見られにくい場所なので、ここに決めて入店した。そこには奇妙な形の小型テレビの様な物が置いてあり驚いた。そこで受付で田舎者のなので少し教えて下さいと言った。すると、にこやかに、ここにあるのはパソコンですよねと聞くとパソコンですと答えた。

 正確にはパーソナルコンピュータが正式名称と言った。わかりましたインターネットに繋がると聞いたのですが少し詳しく教えてと言うとインターネットとは世界中のあらゆるデータベースに接続してあり、ほぼ全ての情報が瞬時に調べられると言い、必要なら、ここにあるUSBメモリーに情報のデータをコピーできると言った。

 君は何がしたいのかと聞かれ、株のデータが欲しいと言い、おもむろにカバンから、ノートを出しデータを書き写したいと言うと、何するのと笑われ、その人が、プリンターで打ち出せばすむよと言い、仕方ねーなー、教えてやるよと言い、銘柄はと聞かれ、ソニーと打ち込んで見ると過去のデーターが出て来るではないか。

 そこで、今晩、夕食おごってあげるからデータの打ち出し手伝ってくれるというと俺は暇な学生だから良いよと言った。何年分のデータが欲しいのかと聞かれると40年分というと、えー、そんなに昔からのデータかよと言い、あんたついてるよ俺は貧乏学生で少額だが株投資していて、やり方を良く知ってる。

 だから超長期チャート・データ出す方法を知ってるが普通は、わからないぞと泰平の方を向いて、夕飯、ビーフステーキでも、おごってくれと言った。それに対しわかりましたと答えた。するとパソコンを動かし株探のサイトを開いて株の情報を調べて知っている銘柄のデータを呼び出してやると言いパソコンを操作し始めた。

 トヨタ、ホンダ、ソニー、ローム、キーエンス、京セラ、キヤノン、武田、7-11、伊藤忠、三井物産、丸紅、TDK、コマツ、NEC、富士通、NTT、日本電産、ファナック、東京海上、ブリジストン、大和ハウス、オリックス、セコム、クボタ、東レ、帝人、日東電工、オービック、旭硝子、ヤマハ発動機、クラレの32銘柄の超長期チャートを打ち出してくれた。

 夜の18時半に終了し随分、プリンター使ったんですねとネットカフェの人に言われ、精算をお願いすると聖徳太子の1万円をだして渡すと随分、珍しい古い1万円札ですねと言われたが、でも、使えますので、構いませんと言われた。そこで、1万円札をもう1枚ほど千円札に替えて下さいと言い替えてもらった。

 そして、安く泊まれるホテルはと聞くと、新横浜駅の近くにあるとが良いと聞いたよと教えてくれた。そして、手伝って俺に、夕飯をおごるというと、電話で、ここで注文すると言い、ステーキ丼を2つ注文し一緒に食べて、ネットカフェをでた。
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