第58話
文字数 738文字
「田中。」
「はい」
「お前に物置の鍵の管理を任せる。」
「え、自分がですか?」
高橋曹長から、物置の鍵を預かりました。
「最近、上がお前の事を更に評価しててな。鍵の管理も任せられるんとちゃうかと。」
「あ、ありがとうございます。」
上は一体、私のどこを評価されているのでしょうか…。
「田中、お前はもっと自分に自信を持て。
川本曹長も何度も言っとったで。」
「川本曹長が…!?」
「たまに川本曹長と酒を飲む機会があってんけどな。川本曹長、酔っ払うといっつも部下の話をしてたんよな。」
本当に…川本曹長は部下思いのお優しい方です。
「田中とも、酒を飲みたいなぁ…」
「高橋曹長の奢りなら是非。」
「勿論や!!」
“高橋曹長の奢り”
は冗談で言ったんですけど…。
それと私、お酒はあんまり強くないんですよね(汗)
「あぁ、そうや。物置と言えば…。
前におった基地で、“物置以外の使い方”
をよくしとった先輩がいたな。」
「??」
「まぁ、そこはお前に任せる。
中の物を盗んだりせん限り、俺は何も言わんよ。」
「は、はぁ…」
◇
とりあえず、中身の確認をする事にしました。
「うわっ!!」
長い事掃除をしていないのでしょうか。
よく使う物はそうでも無いですが、
使わない物、人が出入りしない所は埃が被っていました。
「時間あるし、掃除しようかな…」
私は掃除道具を取りに行く事にしました。
◇
「あれ、田中軍曹。どこかの掃除を命じられたのですか?」
甲斐くんとすれ違いました。
「物置の鍵の管理を任されたから、時間あるしついでに掃除しておこうかなって思ってん。」
「そうなんですね!あの、お手伝いします!」
「え、良いの?」
「はい。僕、掃除好きなんですよ。
掃除道具取って来ますね!!」
「ありがとう。」
1人でするより、絶対効率が良いから、
本当にありがたいです。
「はい」
「お前に物置の鍵の管理を任せる。」
「え、自分がですか?」
高橋曹長から、物置の鍵を預かりました。
「最近、上がお前の事を更に評価しててな。鍵の管理も任せられるんとちゃうかと。」
「あ、ありがとうございます。」
上は一体、私のどこを評価されているのでしょうか…。
「田中、お前はもっと自分に自信を持て。
川本曹長も何度も言っとったで。」
「川本曹長が…!?」
「たまに川本曹長と酒を飲む機会があってんけどな。川本曹長、酔っ払うといっつも部下の話をしてたんよな。」
本当に…川本曹長は部下思いのお優しい方です。
「田中とも、酒を飲みたいなぁ…」
「高橋曹長の奢りなら是非。」
「勿論や!!」
“高橋曹長の奢り”
は冗談で言ったんですけど…。
それと私、お酒はあんまり強くないんですよね(汗)
「あぁ、そうや。物置と言えば…。
前におった基地で、“物置以外の使い方”
をよくしとった先輩がいたな。」
「??」
「まぁ、そこはお前に任せる。
中の物を盗んだりせん限り、俺は何も言わんよ。」
「は、はぁ…」
◇
とりあえず、中身の確認をする事にしました。
「うわっ!!」
長い事掃除をしていないのでしょうか。
よく使う物はそうでも無いですが、
使わない物、人が出入りしない所は埃が被っていました。
「時間あるし、掃除しようかな…」
私は掃除道具を取りに行く事にしました。
◇
「あれ、田中軍曹。どこかの掃除を命じられたのですか?」
甲斐くんとすれ違いました。
「物置の鍵の管理を任されたから、時間あるしついでに掃除しておこうかなって思ってん。」
「そうなんですね!あの、お手伝いします!」
「え、良いの?」
「はい。僕、掃除好きなんですよ。
掃除道具取って来ますね!!」
「ありがとう。」
1人でするより、絶対効率が良いから、
本当にありがたいです。