第13話 神功皇后の福岡 香春町採銅所の古宮神社 

文字数 509文字

香春町に採銅所という地名の村があった。大昔は、銅が採掘されており、多くの住人がいたという。JR採銅所駅というのも、電車が通っている。駅前の看板に近辺の名所がかいてある。古宮神社が駅前にこんもりと存在する。奈良の大仏を作るとき、この採銅所から銅を持ち込んだという。東大寺の本尊として世界最大の金銅仏、盧舎那仏(るしゃなぶつ)の造営が始まり、天平勝宝4年(752年)に開眼法会が盛大に行われ、その一部の銅を供給した。さらに、宇佐神宮の神鏡を製作し、古宮神社でお祀りし、出荷したということです。宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡様の総本宮です。八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をご祭神にお祀りし、神亀2年に創建されたという。神功皇后も朝鮮征伐を終え、宇美町で応神天皇を産み、軍勢を率いて、シオケ峠を越え、飯塚から宇佐神社を目指して進行されていた。採銅所が宇佐神宮の神鏡を作ったのが縁で、古宮神社の祭神として、神宮皇后を宇佐神宮より勧請されたと、古宮神社の由緒に書いてあった。福岡北西部の地域でも、八幡神社は、道路マップで確認すると、相当な数になる。なんらかの縁があって、神功皇后・応神天皇を祭神としているのだろう。
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